永井豪のキューティーハニーは「空中元素固定装置」をメインにしたハードSF。実写化するなら原作に忠実なSF作品にして欲しい。

cutei_honey

西内まりや主演で「キューティーハニー」が制作されることが発表されました。

マルチタレントで歌も芝居もとても好感が持てる西内まりやがキューティーハニーということで期待する反面、公開された映像に複雑な思いも混じります。

キューティーハニーはもともとお色気+SF設定が素晴らしい永井豪のコミックです。
実写化するなら最低限お色気は外せないでしょう。

しかし、私が期待するキューティーハニーは、SF作品として「空中元素固定装置」にもっと焦点をしぼりこんだものなんです。

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コミック版「キューティーハニー」

永井豪の大ファンである私は「キューティーハニー」を全て読んでます。
最初に登場したのは「週間少年チャンピオン」でした。1973年のことです。

同時にテレビアニメも放送されました。

キューティーハニー The Origin (復刻名作漫画シリーズ)
キューティーハニー The Origin (復刻名作漫画シリーズ) image by Amazon

「空中元素固定装置」をキーテクノロジーにした作品で、その装置によって何にでも変身できるスーパーアンドロイドがキューティーハニーです。

空中元素固定装置

空気中の元素を瞬時に組み合わせあらゆる物質をつくり出す装置。
空中元素固定装置はハニーの七変化を可能にする。

キューティーハニー:永井豪著 第1巻より

ストーリーは「空中元素固定装置」を奪おうとする悪の組織「パンサークロー」とハニーの対決がメインとなっています。

コミックの「キューティーハニー」はSFとしての側面が強い作品ですが、リメイク・再登場するたびにお色気要素が強まっていきました。

Cutie ハニー

2度目の登場は「Cutie ハニー」と改題され、1993年扶桑社から出版されています。
このコミックには永井豪の代表的お色気ヒロインの「けっこう仮面」も登場しています。

キューティーハニー「天女伝説」

キューティーハニー天女伝説 4 (アクションコミックス)
キューティーハニー天女伝説 4 (アクションコミックス) image by Amazon

2001年の「天女伝説」は全9巻というまとまった長さでキューティーハニーが再登場を果たしています。

永井豪が得意とするギャグ要素、お色気要素等、てんこ盛りの娯楽作品ですが、最初の「キューティーハニー」ほどのストーリー性を感じられなくなってしましました。

庵野秀明のキューティーハニー

庵野秀明が監督を務めてキューティーハニーは実写(2004年作品)とアニメで映像化されています。
実写版は劇場で観ました。

佐藤江梨子のキューティーハニーはコスチュームが最高で、サトエリのプロポーションとあいまって、様になっていました。
なぜか私は写真集を持ってました。
よほど気にいったのかもしれません。

佐藤江梨子写真集 ハニーフラッシュ
佐藤江梨子写真集 ハニーフラッシュ image by Amazon

しかし、庵野さんには申し訳ありませんが、実写もアニメも駄作です。
永井豪の最初のオリジナルコミックに比すべくもありません。

キューティーハニーという作品が「変身」と「お色気」という要素に偏重して捉えられてしまった事実が庵野作品に表れています。

キューティーハニー THE LIVE 1 [DVD]
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原幹恵主演のTV番組「キューティーハニー THE LIVE」も庵野作品と同様です。

西内まりやで映像化されるキューティーハニー
「CUTIE HONEY -TEARS-」

そして、今度は西内まりや主演で映画化の報が入ってきました。

TVでチラッと見ただけですが、キューティーハニーがカッコいいコスチュームを着ていないことが驚きでした。

それだけでも今までの映像作品と違うことが明かです。
でも、キューティーハニーならば、最低限カッコいいコスチュームに身を固めて欲しいです。

ストーリー的には庵野作品同様あまり期待してませんが、実写でやるならカッコよさだけは忘れないでください。

完成版では驚きのキューティーハニーを見せてくれることを期待してます。

本当のキューティーハニーは「空中元素固定装置」をメインにしたハードSF

最後に私が期待するキューティーハニーのことを書いておきます。

……

1970年代の永井豪の想像力は素晴らしく「空中元素固定装置」によって何にでも変身できるスーパーアンドロイドを世に送り出しました。

この「空中元素固定装置」は永井豪の作品のなかで最も素晴らしい発明です。

「マジンガーZ」や「デビルマン」は設定とストーリー構成自体が特徴ですが、「キューティーハニー」はこの装置無くして語れません。

「キューティーハニー」は「空中元素固定装置」の奪い合いの物語ですし、ハニー自体が装置そのものです。

現代にキューティーハニーを甦らせるなら、この装置にもっとスポットを当てたハードSFに仕立ててもらいたいと思います。

それだけのポテンシャルを持った作品が、キューティーハニーの真の姿です。

永井豪作品で比肩するのは「デビルマン」だけでしょう。

© bluelady.jp

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