書籍の電子化・自炊のはじめ方
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平井和正作品(悪徳学園・エスパーお蘭、8マン)に登場する兵器:フォノン・メーザーについて調べてみた。

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photo by Yuichiro Haga

桑田次郎さんの描いた8マンの最終回で、使用された最終兵器がフォノン・メーザーでした。
しかし、8マンにこのような超兵器が搭載されているということには違和感がありました。
なぜなら、「超人類ミュータント」において、谷博士は8マンに殺人兵器を搭載することをためらっていますし、やむなく搭載した「超高速度振動装置」や「光線銃レーザー」は除去される会話があります。
殺人兵器ではない8マンだからこそ、あるいは、熱に弱かったり、強化剤が必要なヒーローだったからこそ魅力があるのです。
最終兵器が取り付けられているわけはないと思うのですが…。
連載打ちきりの状態でやむなく最終兵器を登場させたのかもしれません。

というわけで、気になっていたフォノン・メーザーについて調べてみました。

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フォノン・メーザーとは

Wikipediaでは「フォノン」と「メーザー」が別々に解説されていますね。(内容は難しくてよく分からんですが…)
メーザーのページの記述を参考にすると、フォノン・メーザーとは、要するに「超音波発信装置」「超音波振動砲」でよいのでは?

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平井和正初期作品「エスパーお蘭」(悪徳学園収録)でもフォノン・メーザーが出てくる

作品の冒頭でふたりの警官がかまえたのがそれだ。

フォノンメーザー方式の正式麻酔銃は、生態の神経を一瞬に破壊し、即死させることもできるし、照準時間によっては火薬式制式拳銃をはるかに上まわる威力を発揮する

とある。

8マンの最終回は、このエスパーお蘭の冒頭部分が原型になってるのでは?(時間的にどちらが先に書かれたのはははっきりしません。8マンが先かも…)
エスパーお蘭の超高層ビルの倒壊と空中高架ウエイが引きちぎられ落下するさまは、8マンの最終回と共通しているように思えるのです。

なんにしてもフォノン・メーザーは致命傷を与えかねない強力な兵器のようですね。

悪徳学園

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その他の作品

うろ覚えですが、ゴジラでもメーサー兵器が出てきたような…
釈由美子さんが出ていた、ゴジラ? メカゴジラの武器では?

さらにググってみると、小松左京作品でもよく使われるという記述がありますね。

驚いたのは、機動戦士ガンダムに出てくるゾックの頭頂部についているのがフォノン・メーザーとなっているようですね。(Wikipedia参照
アニメでは一言もそんなことは言ってなかったのでは? 光線のようでしたので、メガ粒子砲と思い込んでいましたが…

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実在しないのかもしれませんが、SF作品では古くから使われていた兵器のようです。
小松作品に良く出てくるようなので、元ネタは小松左京さんかもしれませんね。

小松左京、恐るべし。
小松左京さんの小説もいくつか読んでます。ついでにPRです。
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