書籍の電子化・自炊のはじめ方
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田中芳樹の「銀河英雄伝説」、絢爛たる英雄群像を描ききったスペースオペラの傑作!ラインハルト・フォン・ローエングラム vs ヤン・ウェンリー

田中芳樹の「銀河英雄伝説」ほど、長寿の小説はないのではないでしょうか?

私が最初に読んだのは「徳間ノベルス」の新書版で、その後も「徳間文庫」「徳間デュアル文庫」「創元SF文庫」と版を重ねています。

その都度、買ってしまうのですが、最初から最後まで読み切ったのは「徳間ノベルス」のみだということが少し残念であります。

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銀河英雄伝説は通勤電車の友

銀河英雄伝説 1 黎明編 (創元SF文庫)
銀河英雄伝説 1 黎明編 (創元SF文庫) image by Amazon

 

「銀河英雄伝説」は田中芳樹さんの小説です。
私は平井和正ファンですが、平井和正の小説と同様の感動を味わった作家も複数存在します。

その一人が田中芳樹であることは間違いありません。
田中芳樹の代表作と言えば「銀河英雄伝説」で決まりです。

私が最初に「銀河英雄伝説」を読んだのは完結間近の1987年ぐらいではないかと思います。

当時、東京で働いていた私の通勤の友は間違いなくこの小説でした。

既に複数巻が出版されていて、第1巻から最終巻まで、間を置くことなく読みふけったのを覚えています。

「銀河英雄伝説」は完結に向けてひた走っている状態で、私はドップリと小説世界に浸ることが出来ました。

これほどに幸せな読書体験を未だかつてしたことがありません。(あ、平井和正は別です)

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ラインハルトとヤン・ウェンリー

絢爛たるヒーロー「ラインハルト・フォン・ローエングラム」と茫洋たるヒーロー「ヤン・ウェンリー」を待避した対決作品でありながら、どちらの魅力も描ききったといえる小説です。

どちらが好きかと聞かれて、はっきりと答えられる読者は少ないのではないでしょうか?

かくいう私もどちらも好き…と答えてしまうかもしれません。

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ロイエンタールとミッターマイヤー

ラインハルトとヤン・ウェンリーの二人以外にも「ロイエンタール」と「ミッターマイヤー」の関係が大好きだったりします。

この二人は友人でありながら、最後に雌雄を決することになるのですが、本当に悲しい運命と言わざるを得ません。

メルカッツ提督

この小説には魅力的なキャラクターがいくらでも登場します。

最初は帝国軍(ラインハルト側)に居ながら、後に自由惑星同盟に亡命し、ヤン・ウェンリーと行動を共にするメルカッツも大好きです。

有能でありながら、亡命せざるを得なかった提督の運命が悲しいです。

オーベルシュタイン

ラインハルトの参謀的な役割を果たしたオーベルシュタインも大好きです。

感情を持ち合わせていないかのごときキャラクターですが、銀河英雄伝説の中では異彩を放ちつつ重要な役割を担っていました。

あまり、好かれるタイプではないのではと思いつつも忘れることは出来ないキャラクターです。

キルヒアイス

ラインハルトの幼馴染みという彼はラインハルトを影のように支える存在でした。
ラインハルトの栄光もキルヒアイスがいなければ色あせてしまったと言えるほどの重要なキャラクターです。

作品中では最後まで生きることなく、戦死してしまうのですが、彼の死は銀河英雄伝説という作品を一気に悲劇へと導いてしまいます。

著者である田中芳樹でさえ彼の死を悔やんだほどの重要なキャラクターでした。

銀河英雄伝説という作品

記事を書き始めて知らず知らずのうちに好きなキャラクターを書き綴ってしまうほど、キャラクターが活きた作品でした。

歴史小説という体裁をたもちながら、新しいスペースオペラであり、英雄群像である、画期的な小説が「銀河英雄伝説」という作品だったのです。

田中芳樹の作品は多数の名著がありますが、この「銀河英雄伝説」こそが最上であると言えます。

また、再読したいと思える重要な作品です。

創元推理文庫は電子化してしまいましたが、今でも最初に読んだ徳間ノベルスの全巻を大切にしていますし、ハードカーバーで出版された銀色のBOXセットは宝物となっています。

できれば再読して、このブログの常連記事にしたいものと思っています。

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この記事を書くきっかけを作ってくれたのが藤崎竜のコミカライズでした。

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