デヴィッド・ボウイのナッシング・ハズ・チェンジド(オールタイム・グレイテスト・ヒッツ)収録「スー(Sue)」はジャズなのか?

Maria Schneider
image photo by Jeff Dunn 

2014年11月デヴィッド・ボウイのベストアルバム、ナッシング・ハズ・チェンジド(Nothing Has Changed)が発売された。
目玉はiTunes StoreやAnalog版でも買える新曲「スー(Sue)オア・イン・ア・シーズン・オブ・クライム」です。
僕はこのアルバム3バージョン買いました。もちろんiTunes Storeのシングルも。




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「スー(Sue)」はなぜかクリント・イーストウッドのダーティ・ハリーを連想させる。

最初に「スー(Sue)」を聞いたとき、なぜかダーティハリーを連想しました。(僕はクリント・イーストウッドのダーティハリーも大好きなんですね)それで、オープニングが似てるのかなとダーティハリーの1から5まで確認しましたが、どれも違う。ダーティハリー4あたりはスローにすればこんな感じかなと思わないでもなかったですが…。連想させたのはオープニングじゃなかったかもしれません。(作品そのものかも)
同じように感じた方はいませんか?

カップリング曲の「’Tis a Pity She Was a Whore」もユニーク

Never Get Oldのカップリング曲「Love Missile F1-11」を連想させたので、聞き直してみましたが、全然違いました。「壊れたおもちゃのような感じ」がそう思わせたのかもしれません。「Sue」にしても「’Tis a Pity She Was a Whore」にしても、すぐに連想させる曲が思い浮かぶんですが、聞き直して見ると全然違うので、「僕の頭の中はどうなっているのか?」ちょっと疑問。

3バージョンの違い

Nothing has Changed Everything has Changed:変わらず、変わり続ける — ボウイの軌跡

  • ナッシング・ハズ・チェンジド~オールタイム・グレイテストヒッツ <デラックス・エディション>:3枚組で「スー(Sue)オア・イン・ア・シーズン・オブ・クライム」から過去へさかのぼっていく曲の配置になっています。(最後はリザ・ジェーン)
  • ナッシング・ハズ・チェンジド~オールタイム・グレイテストヒッツ <ジャパン・エディション>:「レッツ・ダンス」のシングルバーションから「スー(Sue)オア・イン・ア・シーズン・オブ・クライム」のラジオ・エディットまでで、1枚にヒット曲が詰め込まれています。「Moonage Daydream(月世界の白昼夢)」が入っていないのが不満。
  • ナッシング・ハズ・チェンジド~オールタイム・グレイテストヒッツ <スタンダード・エディション>:2枚組でベスト盤としてはこのバージョンが一番バランスがいいかも。ジャケットのハット姿のボウイがかっこいい。

これらすべて鏡に映ったボウイをジャケットに使っているんですね。

「プラスティック・ジャズ」と呼びたい

アルバム「Young Americans」で新たな路線を開拓したデヴィッド・ボウイはこのころのサウンドを「プラスティック・ソウル」と表現しています。その頃のボウイはアメリカで黒人音楽に近づきソウルフルな曲を連発していました。「SOUL TRAIN」にはじめて出演した白人アーティストとしても有名ですね。
やはり、ボウイは結構黒人音楽好きなんですね。(奥さんも)

この「プラスティック・ソウル」という言葉はボウイの一時代を表現するのによく使われているので、ボウイ独自のものかと思いましたが、ググってみるとポール・マッカートニーやその他、出てくるので、もっと深い意味があるようです。ボウイはわりと自嘲気味に「プラスティック・ソウル」を使ったのかもしれませんね。

ということで、今回の「スー(Sue)」ですが、ジャズとして扱っている曲評が多いので、びっくりしました。確かに曲だけを聴いているとジャジーなのかもしれませんが、ボウイの歌声がジャズにしては澄んでいるので、どうしてもジャズに聞こえない。ソウルにしてもジャズにしても、ちょっとかすれた声が似合うような気がします。(ソウル時代のボウイはもっとかすれ声出してました。「David Live」あたりを聞いてみて下さい。よく分かりますよ。)
だから、僕はこの「スー(Sue)」を「プラスティック・ジャズ」と呼びたいんです。

なんにしてもデヴィッド・ボウイはカッコイイ

僕も当分ここからさかのぼってみる予定で、続く