書籍の電子化・自炊のはじめ方
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コルム(剣の騎士:マイクル・ムアコック)と田村(死霊狩り:平井和正)

変なタイトルでごめんなさい。
先週、Hirai World Guest Bookでマイクル・ムアコックを取り上げました。
「 剣の騎士」「剣の女王」「剣の王」のことです。
主人公はコルムという公子です。

もう10年以上も前に読んだ小説で、記憶も薄れがちなのですが、思い出しながら書いています。
間違ってたら許してください。

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コルムと田村俊夫の共通点

剣の騎士 [永遠の戦士 コルム1] (ハヤカワ文庫SF)

マイクル・ムアコックの「 剣の騎士」は、コルムがさらわれた恋人を助けるために魔界に分け入っていくお話だったと思います。
ヒロイック・ファンタジーです。けど非常に病気がちな弱々しい公子で、
とてもヒーローっぽくないキャラクターなのですが、
冒険の課程で、魔物の目を手に入れ、また妖魔の腕を手に入れ、だんだん主人公らしくなっていきます。

このくだりを読みながら私は田村俊夫をおもいだしていました。
どんな本を読んでも、平井作品にリンクしてしまうあたりが罪深いと思いますが、
田村はエレクトロニクスの力で超人化し、コルムは魔界の力で超人化したわけです。
幻魔大戦の世界なら、魔物に魂を売り渡してしまった、正雪みたいですね。

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多元宇宙をテーマにした作品

メルニボネの皇子―永遠の戦士エルリック〈1〉 (ハヤカワ文庫SF)

コルムは、最後はストーム・ブリンガー(エターナルチャンピオンの持つ剣)の化身を手に入れたかもしれません。
マイクル・ムアコックはエターナルチャンピオンシリーズとして様々なヒーロー(エルリック、エレコーゼ、ホークムーン等)を物語ってくれました。
私はこのエターナルチャンピオンシリーズを多元宇宙物、転生の物語としてとらえていました。(同時に2人のヒーローが出てくるストーリーもあったかもしれませんが)
このあたりが平井作品と共通点があるように思えたのです。(ちょっと強引ですね)

他の作家の小説を読むともっと平井ファンになれる。そんなこともあるかもしれませんね。

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