平井和正作品を彩る魅力ある悪役たち(「ドクター・レオナード・タイガーマン」「高鳥慶輔」「四騎忍」「蜷川玲」「BEE」)

平井作品には非常に魅力のある悪役たちが多数登場します。
そんなキャラクターに焦点をあててみました。

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「真幻魔大戦」

やっぱり最高の悪役はドクター・レオナード・タイガーマンでしょう。「サディスティック・サイキック・タイガー」というタイトルが印象的です。
この人、生頼範義さんの挿画は非常に恐い感じですが、客観的に見るとかわいいです。
なぜというと、感情を制御できなくなると、体中に虎模様が現れてしまう点です。こわいおじさんに虎模様が出る様を想像してみてください。こわいというより滑稽です。
他の平井作品に非常によく似たキャラクターがいるのを思い出しました。
誰だかわかりますか?「バチガミ」のひらりんさん。どうです、似てるでしょう?

幻魔大戦、真幻魔大戦に登場する悪役がドクター・レオナード・タイガーマンだ。 興奮すると寅縞模様が顔に浮き出してしまう。 真幻魔大戦ではム...

「幻魔大戦」

幻魔大戦 全20冊合本版<幻魔大戦> (角川文庫)

江田四朗高鳥慶輔でしょうか?実はこの二人、少しも魅力を感じません。どちらも化け物みたくなっちゃいましたから。
江田四朗は弱くなっちゃったので害はなさそうですが、高鳥慶輔は魔王として成長中。本当に恐くなるのはこれからって時に幻魔大戦が中断(本当に中断であってほしいです)してしまいました。
幻魔大戦が中断した理由はこの高鳥慶輔を魔王として扱おうとしたからなのではないでしょうか?魔王は魔王なりにエネルギーは強いはずですから、高鳥慶輔では役不足だったのではないでしょうか?幻魔大戦において高鳥慶輔が登場すると急に吸引力が低下したようにも思えたのですが……

「地球樹の女神」

e文庫 『地球樹の女神-最終版-』 平井和正

四騎忍は主人公ですが、常識から言って悪役です。ヒトラー的な存在として描かれていますが、「教授」に攪乱され、「後藤由紀子」に魅せられて、どんどん心変わりしていってしまいます。魔王から天使へ変貌するさまを描いていたのでしょうか?「ハルマゲドン」シリーズが「ルキフェル伝」だったのに対しこの作品はその逆を描こうとしたのではないでしょうか?

「月光魔術団」

最高の悪役が登場する小説です。さて誰がその人か?言わずとしれた「蜷川玲」。スーパーモデルなみの美貌をもつ不良少女です。
この人も四騎忍同様、善良化していった人です。美人で不良。昔っからあこがれたものですが、小説世界に登場すると圧倒的魅力があります。
この小説は非常にセクシーな小説ですので、平井作品の悪役たちの中で一番引き立っている感じです。
この娘、雰囲気が「BEE」に似ている気がしますが、そう感じるのは私だけでしょうか?

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