2017年春・デヴィッド・ボウイ回顧展「David Bowie is」のニュース & デヴィッド・ボウイ「★(ブラックスター)」CDレビュー(★レビュー②)

davidbowieis
image photo by Jérôme Coppée 

さて、やっと私のところにもデヴィッド・ボウイの新作「★」のCDが届きました。
既に昨日、全曲レビューをやっていますが、iTunes Storeのダウンロードによって純粋に音楽からだけのものとなっています。

デヴィッド・ボウイの69歳の誕生日、午前0時にiTunes Storeから(予約注文いただいた 「Blackstar」が入荷しました...

この記事を書いた際、偶然YouTubeで全曲プレビューできることを知って驚きました。

もう一つの喜ばしい驚きと言えば、デヴィッド・ボウイ回顧展「David Bowie is」が2017年春、日本で開催されることが決まったことです。

参照 デヴィッド・ボウイ回顧展『David Bowie is』、2017年春に日本上陸(CINRA.NET)

参照 Touring Exhibition – David Bowie is

是非、行きたいと思ってます。

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「★」日本版 BSCD2仕様

…では、到着したCDについて見ていきます。

日本版は「Blu-Spec CD2(BSCD2)」の仕様になっています。

参照 Blu-Spec CD2

私のプレイヤー(オンキヨー+BOSE)では、体感できるほどの音質の違いは確認できませんでした。
私の環境ではiTunesのデジタル・アルバムと大差ありません。
強いて言えばBlu-Spec CD2(BSCD2)の方がよいかもしれません。

「★」のジャケット

表面はシンプルな「★」のマークと「BOWIE」を示す「★」の断片ですが、裏面と中面はエンボス印刷(疑似エンボス印刷 ? or コーティング印刷 ?)になっていて黒地にロゴタイプがカッコイイです。
こういうフィジカルな面にデジパックの良さがありますね。
デジパックは6面構成で真ん中にCDがおさまります。

化学記号や波形パターンもエンボス印刷になっていて高級感があります。

「★」のブックレット(16ページ)

これもエンボス印刷でシックな仕上がりです。

このブックレットを手に取ってしまうと、iTunesのPDF8ページブックレットが味気なく感じます。内容は同じですけど…

以前各楽曲にアイコンがついているのではないかと予想しましたが、これは間違ってました。

実際には、多角形のスターマークとその変形パターン、化学記号、波形パターンというビジュアルが使われていました。

「★」日本語ライナー

私は今までネットで「★」の様々な情報を集めてきました。
ネット情報を踏まえた上で、独自の予想をこのブログで展開してますが、間違ってしまったものもあります。(すみません)

このライナーは事実としての情報を裏付ける詳細が記されています。

今まであまり興味が無かった、このアルバムへの参加アーティストのことも紹介されていました。以下の様な面々のことです。

  • マリア・シュナイダー・オーケストラ
  • ダニー・マッキャスリン
  • ベン・モンダー
  • ジェイソン・リンドナー
  • ティム・ルフェーブル
  • マーク・ジュリアナ
  • エリン・トンコン
  • ジェームス・マーフィー

私はジャズ畑の音楽をあまり聴かないので、これらのアーティストを全く知りませんでした。(お恥ずかしい)

しかし、ライナーにもあるように、このアルバムは純粋なジャズアルバムではありません。
エレクトリックの要素もふんだんに含んだボウイならではの新しいロック・サウンドなのです。

いままでボウイ・サウンドを支えてきたゲイル・アン・ドロシー、アール・スリック、マイク・ガーソン等を一切使わなかった理由が分かります。

参照 デヴィッド・ボウイ、新作『★(ブラックスター)』で目指すは“ロックを避ける”事!?(ビルボード・ジャパン)

ライナーの楽曲解説で印象に残った2つのこと

ひとつは「ラザルス」の楽曲解説です。

以前、私の記事で「Lazarus」をどう読むのか話題にしています。

この時、私はイエスが復活させたユダヤ人の名前から「ラザロ」を読みに当てたのですが、大きな間違いでした。

「地球に落ちてきた男」にも影響を与えたとされるロバート・A・ハインラインの著作「愛に時間を」の主人公「ラザルス・ロング」に由来することが、このライナーに記されています。

ハインラインの著作は「宇宙の戦士」と「夏への扉」しか読んだことがありませんが、舞台「Lazarus」にも関係がありそうな「異星の客」と「愛に時間を」も読んでみたくなりました。

もう一つは「ガール・ラブス・ミー」の解説です。

この楽曲の解説には「時計仕掛けのオレンジ」の影響が書かれているのです。

「異星の客」「時計仕掛けのオレンジ」の影響からの推論

私はアルバム「ジギー・スターダスト」の記事を書いた際に以下のように告白しました。

ヴィンス・テイラーのことも知らなければ、レジェンダリー・スターダスト・カウボーイのことも知らない。
ロバート・A・ハインラインの「異星の星」を読んだこともなければ、スタンリー・キューブリックの「時計仕掛けのオレンジ」も観たこともない。
…とにかく時代背景が全く分からないのです。

image:photo by RV1864 さて、この「ジギー・スターダスト」というアルバムのことをブログに掲載するときがやって来...

なぜかというと、これらの作品が「ジギー・スターダスト」の創造と大きく関わってるという定説があるからです。

そして、この「★」にも同様の影響があるとすると…

私はデヴィッド・ボウイが2016年現在に「ジギー・スターダスト」を復活させた姿が「★(ブラックスター)」なのではないかと深読みしてしまうのです。

次回記事につづく

© bluelady.jp


https://www.bluelady.jp/post-13297/
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★

絶対傑作!間違いなし!

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コメント

  1. aladdindogs より:

    やまりんさん、私は元々SF(小説)ファンですが、ボウイからの影響でロバート・A・ハインラインのファンになり、彼の著書を沢山読み漁りました。
    「異星の客(かく)」は刺客の様に「かく」と読み、原題は「ストレンジャー・イン・ア・ストレンジランド」です。こちらは確かに「地球に落ちて来た男」と、ちょっと話が似ていますが、細かくは全然違くて、「地球に〜」よりずっと壮大な物語です。
    主人公の火星から来たヴァレンタイン・マイケル・スミスが地球に来て人類を救う布教活動をします。
    73年頃だったと思いますが、ボウイがこの小説を気に入っていて、ボウイ主演で映画化と言う話が持ち上がりましたが流れてしまいました。
    「愛に時間を」(タイム・イナフ・フォー・ラヴ)は、簡単に言うと長寿族(メトセラ)の一人の男ラザルスが確か女になって女の愛を体験する話なんですが、こちらも壮大な話です。
    どちらも上下巻にわたる長編小説で読むのが大変でした。
    「★」アートとしてのフィジカルも中身の音楽も最高ですね。
    来年の「DAVID BOWIE IS」の日本開催やっとですが、楽しみですね。絶対に行きますよ。
    この所、やまりんさん記事忙しいと思いますが、何よりも嬉しい限りですね。

    • Lin より:

      aladdindogsさま
      ありがとうございます。
      ボウイ熱が頂点に達しましたので、今日(10日)中に、もう1記事「★」でアップします。(ちょっと強引な記事です。)
      その後は(8日に2記事アップしたので)1日休んで、通常に戻すつもりですが「デヴィッド・ボウイの周辺」関連で少し続くかもしれません。

  2. aladdindogs より:

    やまりんさん、「異星の客」も「愛に時間を」も大分前に読んだので内容が少し違っていたみたいです。
    NETで調べたところでは「異星の客」は、火星人に育てられた主人公が地球に来て布教活動をして、教祖として次第に崇められるが、最後は殺されてしまうと言う、「ジキー・スターダスト」の元ネタのひとつですね。
    「愛に時間を」は長寿族の中の4000年生きている最長老ラザルスのちょっと生々しい愛の話で、エロティック過ぎると問題にもなった小説だったと思います。

  3. aladdindogs より:

    機会がありましたら、私もまた読み返してみたいと思いますが、とにかく長いんですよ。

    • Lin より:

      aladdindogsさま
      おはようございます。
      ハインラインは長いんですね。ちょっと尻込みしました。

      私のブログは「英雄像」というカテゴリがありますが、もともとこれには2人のヒロインのことを掲載するつもりでした。
      1人はジャンヌ・ダルクで、そのページは起こせたのですが、もう一人「十三妹」を載せるのが目標です。
      そのために1冊、本を読んでいるのですが、それが全然進んでいません。
      時間があったら、その本を読みたいので、ハインラインはかなり先のことになりそうです。とほほ…

  4. aladdindogs より:

    やまりんさん、おはようございます。
    私がハインラインを読み漁ったのは、もう34〜41年前の高校生から大学生の頃です。
    富豪の男が若い女性の体に脳移植して、女性を体験する話は「悪徳なんか怖くない」でした。その他「月は無慈悲な夜の女王」とかもSFですけど独特の世界ですね。
    勿論「宇宙の戦士」(映画化は驚きました)や「夏への扉」も読みましたよ。
    他の作家では、アイザック・アシモフやレイ・ブラッドベリ、クリフォード・シマックなんかも好きでした。
    なんかBOWIEの話から逸れてしまった感じですけど、BOWIEは大の読書家でBOWIEもSFは大好きですからね。

  5. aladdindogs より:

    大好きだったアーサー・C・クラークが抜けていました。映画「2001年宇宙の旅」を初めて見たのはBOWIEを知る3年前の小学校6年の時でした。勿論当時はまったく理解出来ませんでしたけどね。
    2度目に見たのは20歳の時のリバイバル上映で、心酔しました。ボウイもジョン・レノンも、この映画の大ファンです。

  6. aladdindogs より:

    やまりんさん、今回は私も嬉しくて沢山コメントしてしまいましたが、ご迷惑ではないでしょうか?
    今回のデジパックの黒地に黒字のエンボス、凄くかっこいいんですが、ヴェルヴェット・アンダーグラウンドのセカンド「ホワイトライト/ホワイトヒート」のジャケットを思い浮かべました。
    真っ黒のジャケットですが、実はその下に白黒写真があるんだけど、全く見えない。そうルーが発言した事で真っ黒のジャケットもアート化してしまう。ウォーホルおかかえのバンドならではの逸話です。
    ところで「★」は通常のジュエルケースになっても、エンボスなんだろうかと言う疑問がありますね。

    • Lin より:

      ご迷惑だなんて、とんでもありません。
      実は「★」の3つ目のレビュー記事を考察中です。
      この記事はたぶんデヴィッド・ボウイのファンに楽しんでいただける内容だと思います。(断言できないですけど…)

  7. aladdindogs より:

    楽しみにしています。「★」届いてから聴きまくりです。(ヘヴィロテ)
    ところで、やまりんさんは「★」何処に注目しましたか?
    限定特典がHMVがポスター、タワレコがクリアファイルでしたが、ポスターは折っての発送だったので、私はタワレコにしました。ほぼCDの表ジャケットと同じ白地に★のクリアファイルでしたが気にいってます。HMVのポスターの方も気になっているんで、もしやまりんさんがHMVでしたら、どんなポスターか教えて下さい。

    • Lin より:

      えーーー!
      タワレコやHMVはそんな特典ついてたんですか?
      ショックです。
      私はAmazonですので、何にも無しです。とほほ…

  8. aladdindogs より:

    すみません、注文のところ注目と間違って打ってしまいました。
    前作の「TND」の時もHMVとタワレコのオリジナル特典が違っていて、どっちにするか迷ったんですが、その時はタワレコのポスターの方を選びました。
    タワレコはポスターを折らずにロールで発送してくれるんです。