デヴィッド・ボウイ、ツアーのためにアルバムを制作するのがすごい。ヒーザンから1年、リアリティのこと。

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photo by chris m.

ヒーザン[heathen]を発表(2002年)して、まもなく「デヴィッド・ボウイがツアー用のアルバムを制作しているらしい」という噂が(ネットで)聞こえてきた。
ヒーザンをリリースしたばかりだったので、根も葉もない噂と軽んじていたのだが…

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全曲解説シリーズ デヴィッド・ボウイ

この記事を書く前に手持ちの「全曲解説シリーズ デヴィッド・ボウイ」のリアリティのページを読み始めたのだが、1行読む毎に眉がつり上がってくるのが分かった。あまりにも酷評されていたのである。私はアゲアゲのページにするつもりだったのだが、完全に気乗りがしなくなってしまった。翻訳書で著者:デヴィッド・バックレーとなっている。そんな人知りませんよ。
こんな記事入れるぐらいなら、書物にしないで欲しい。
もう、こんなシリーズは2度と買いません。

ティン・マシーン時代を彷彿とさせるシンプルなロックアルバム

全曲解説シリーズのことは忘れて、私にとってこのアルバムは思い出深い。
リアリティツアーとリンクして思い出される、良いアルバムとなった。ワールドツアーを予定したボウイが、そのためだけに準備した楽曲群だ。
「ツアーをやるからアルバム作ったよ」といえるようなアーティストはボウイぐらいしかいないと思っている。その気軽さがすごいのだ。

私が好きなのは5曲目「Looking For Water」(全曲解説シリーズには不要の曲と書いてあった)と10曲目「Reality」だ。
これらの曲はティンマシーン時代のボウイを彷彿とさせる。自由にロックを楽しんでいる。とっても自然な印象をうける。

次は9曲目「TRY SOME,BUY SOME」。(全曲解説シリーズにはくだらないと書いてあった)
ハードな楽曲の並ぶ中にあって、スローでやさしい曲。つい口ずさんでしまう良い曲。

3曲目「Never Get Old」もこのアルバムを代表する曲。ヴィッテルのTVコマーシャルに使われていました。

評価とは?

どうしても気になるので、その他のアルバム評価にも目を通してみた。

このアルバムは9.11直後に制作に着手されている。その心境をシンプルなサウンドとして表現し、「リアリティ」というタイトルをアルバムに冠した代表的なアルバムと評する向きもあるようだ。(文芸別冊KAWADE夢ムック デヴィッド・ボウイ総特集)

筆者によって全く異なる評価を受けるこのアルバムの真価はどうなのでしょう?
その回答は自分の内にしかないということがよく分かる事例ですね。
確かに私の大好きな「ヒーザン」や後の「ザ・ネクスト・デイ」より好きな曲は少ない。…がそこまで悪くはないのでは?
ファンならば「良し悪しもひっくるめて好きになれる」ということかもしれませんね。