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シルヴェスター・スタローンがアイルトン・セナを演じたら、クライマックスはストリート・ファイトだ!?

Ayrton Senna
Photo by JJ Adamson 

最近のF1ニュースでシルヴェスター・スタローンとアイルトン・セナを関連づけた記事が公開されました。

アイルトン・セナは、セナのF1人生の映画化ならば、シルヴェスター・スタローンに演じて欲しいと思っていたようです。

そうした話し合いの中でアイルトン・セナは自分のヘルメットをシルヴェスター・スタローンに送っていました。

参照 アイルトン・セナ、自身の役にシルベスター・スタローンを望んでいた(F1-Gate.com)

参照 自分の役にスタローンを望んでいたセナ(ESPN F1)

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実際にシルヴェスター・スタローン出演で映画化されたレース映画はアイルトン・セナとは無関係

シルヴェスター・スタローンはアイルトン・セナから送られたヘルメットをオークションに出品する際、セナと映画化の話を進めていたことを明かしています。

それはいつ頃のことだったのでしょうか?

アイルトン・セナがマクラーレン・ホンダに在籍したのは1988年〜1993年ですから、おそらく1980年台後半のことだと想像します。

そのころのシルヴェスター・スタローンは「ランボー3(1988年)」と「ロッキー4(1986年)」「ロッキー5(1990年)」のあたりではないでしょうか?

ランボーもロッキーも絶頂期を越え、後は下り坂にさしかかってしまっていた時期です。

「ロッキー5」では既にボクシングを引退し、トレーナーとしてボクサーを育てる役を演じていました。(ロッキーFINALで復帰を果たすなど、誰が想像し得たでしょうか?)

この時期に、シルベスター・スタローンがセナを演じることは年齢という面で難しかったように思います。

 

実際にシルヴェスター・スタローンがレース映画「ドリブン」を発表したのは2001年になっています。

それはF1映画ですらなく、スタローンも一人で主役を演じることはありませんでした。
おそらく、シルヴェスター・スタローンがセナの映画を作ったとしてもセナを演じることはなかったんじゃないでしょうか?

それに、セナはシルヴェスター・スタローンほど、筋肉質の体つきではなかったですし。

「ロッキー5」みたいに、引退したセナがストリートファイトで喝采をあびるようなシーンは見たくありません。

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ドリブン(Driven)

そんなことを考えながら、いい機会なので「ドリブン」を観てみました。

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映画の舞台はインディカーの前身のCARTシリーズになっています。
マシンはワンメイクに見えます。(昔のレギュレーションではマルチメイクのはずですが…)

今のインディカーよりF1マシンに近く、フロント形状は昔のダラーラのF1マシンに似ています。現在のインディカーもダラーラなので、「ドリブン」のマシンもダラーラかもしれません。

オーバルコースとロードコースの両方でレースが行われていましたので、インディと同じように考えてもいいのではないでしょうか?

……

シルヴェスター・スタローン(ジョー・タント)は脇にまわって、もう一人の主人公(ジミー・ブライ)とライバル(ボー・ブランデンバーグ)の闘いを見守る位置にいます。

その構造がこの時期のシルベスター・スタローンの映画の欠点です。
主人公が弱すぎます。
誰が主役か、よく分かりません。
それに人間関係を詰め込みすぎのような気がします。

現在は、自ら主役の映画が多いので、スタローンの映画のシンプルでハートにうったえる構造が戻ってきました。
私はスタローン・ファンなので、本人主役の映画を作りつづけて欲しいと思ってます。

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アイルトン・セナ 〜音速の彼方へ

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スタローンには悪いですが、アイルトン・セナをフィクションとして映像化するのは、どだい無理なのです。
あまりにも伝説のヒーローなのですから。

そういった意味で、アイルトン・セナの映画は「アイルトン・セナ 〜音速の彼方へ」で決まりです。

この映画のことは、ここではあまり触れません。
今後の記事にゆずることにします

蛇足:「ラッシュ/プライドと友情」

スタローンともセナとも関係ありませんが、F1の映画なら「ラッシュ/プライドと友情」が一推しです。

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ジェームズ・ハントとニキ・ラウダの対決が見事に再現されています。
ハントがクリス・ヘムズワースなのがキャスティング・ミス(ソーのイメージが強すぎます)のような気がしますが、F1好きなら、この映画は見逃せないでしょう。

私も劇場で観て迫力に圧倒されました。

© bluelady.jp

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コメント

  1. ジミー より:

    セナとスタローンの繋がりを初めて知りました。
    昔セナ追悼番組で、古舘伊知郎が映画から、僕の全てを忘れないでというセリフが…と言っていたのを今でも覚えています。
    亡くなっても、新しく知らない事を知る。
    ヒーローは亡くなったからって、終わりではないですね。
    度々ボウイを出して申し訳ないのですが、私もセナとボウイがヒーローだったので、二人の貴公子(笑)を忘れるわけがなく、新たに知るのもいいなぁと、嬉しく思います。

    • Lin より:

      ジミー さん
      書き込みありがとうございます。
      映画繋がりで、デヴィッド・ボウイが「ロード・オブ・ザ・リング」のオーディションを受けていた事実は驚きました。

      参照:デヴィッド・ボウイ、映画『ロード・オブ・ザ・リング』のオーディションを受けていたことが明らかに(NMEジャパン) – http://nme-jp.com/news/13689/

      ……

      今までのヒーローを忘れることは無いですけど、新しいヒーローが現れてくれると、もっと楽しいだろうと想像します。

      新しいヒーローは自ら見つけるしかないですが、たぶん自分自身を若い感覚で満たすことが必要なのではないかと感じています。

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