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【世界を売った男 / 1970.11.4発表】初期デヴィッド・ボウイ屈指のハードロックアルバム「世界を売った男(The Man Who Sold The World)」はトニー・ヴィスコンティとミック・ロンソンが作り上げたのか?

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photo by steve

フォークロック路線だった「スペイス・オディティ(Space Oddity)」とは打って変わってサードアルバムはハードロックアルバムでした。
バンドはミック・ウッドマンジーの加入によって新生ハイプとなりデヴィッド・ボウイの飛躍の基礎は築かれました。
しかし、私生活ではアンジェラ・バーネットと結婚。またドラッグによってアルバム作りどころではなかったと言われています。

そのため、このアルバムは「The Width Of A Circle」や「The Supermen」のように既に出来ていたものを除けば、トニー・ヴィスコンティとミック・ロンソンの力に負うところが大きかったと言われています。

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このアルバムで印象的なのは、なんといっても「The Man Who Sold The World」

私がボウイの楽曲で最も好きな曲の5指に入る曲が「The Man Who Sold The World」です。
度々、ボウイはこの曲をライブでも演奏しています。
最も好きなのは「1.OUTSIDE」のスペシャルパッケージに収められたライブ曲です。(シングル盤でも発売されていたように思いますが、記憶が曖昧になっています)

  • Under Pressure [Live]
  • Moonage Daydream [Live]
  • The Man Who Sold The World [Live]

のライブ3連発がずいぶん長い間ドライブの友でした。

それと、Bowie At Beepのボーナスディスク(Disc3)。これはグラストンベリーのライブだったと記憶してますが(間違いだったらごめんなさい)、
これはBBCシアターのライブで、9曲目に入っているのもこの曲です。(aladdindogsさん ありがとうございます。)
余談になりますが、このライブアルバムは僕が最も好きなライブアルバムの一つです。スローなレッツダンスも聴けます。「Always Crashing In The Same Car」もいいです。全曲外れなし。
もちろんDisc1も2もいいです。「Karma Man」や「Amsterdam」も入っています。

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このアルバムには 3 4種類のジャケットがあり、かなりコレクター商品

3 4つのアルバムカバーは以下。

ドレスカバー盤

女装したボウイ(現在の普及版)

Man Who Sold the World
Man Who Sold the World image by Amazon

カトゥーン盤

カウボーイハットの漫画版。
ライコディスクのインナージャケットでも見られます。

参照 davidbowie.comのhome(davidbowie.com)

ラウンド盤(追記)

画像のサーチで出てきたのですが、記事を書いたときには「???」な感じでした。
aladdindogsさんのご指摘で氷解しました。
以下のサイトで参照できます。

参照 世界を売った男 西ドイツ盤(Spinning Away)

モノクロ盤

ボウイが足を跳ね上げたカバー(英国再発盤でこれが貴重)

The Man Who Sold The World - Complete
The Man Who Sold The World – Complete image by Amazon

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このアルバムの制作後、トニー・ヴィスコンティと袂を分かつことに

このアルバム制作では結婚したばかりのボウイは真剣さを失っていたと言われています。
そのことで、盟友トニー・ヴィスコンティと袂を分かつことになりました。
彼はT.レックスに専念することになります。

しかし、トニー・ヴィスコンティ不在の間にデヴィッドボウイは生涯最高傑作のアルバムを作り上げてしまいました。
「人生って面白い」と思わざるを得ません。
トニー・ヴィスコンティがボウイと共に仕事をするようになるのは「Diamond Dogs」まで、待たなくてはなりませんでした。

再現ライブ(追記)

2015年、トニー・ヴィスコンティとウッディー・ウッドマンジーらによる「世界を売った男」の再現ライブが開催されました。

私はロンドンでのライブアルバムをポチってしまいました。

The Man Who Sold the World Liv
The Man Who Sold the World Liv image by Amazon

ボウイぬきのこのライブはやっぱり別物です。
ボウイがいないと苦しいですね。

スペイス・オダティー(Space Oddity)と冷たい炎(THE PRETTIEST STAR)(追記)

aladdindogsさんのコメントで興味わいたので、調べてみました。
スペイス・オダティーは以下のサイトで確認できます。

参照 スペイス・オダティ その2(Spinning Away)

また、冷たい炎のジャケット画像は以下です。

参照 不景気を吹っ飛ばせ!〜Bowieアイテム高額オークション(1)(YOUNG PERSONS’ GUIDE TO DAVID BOWIE)

© bluelady.jp

www.bluelady.jp – Recommended

世界を売った男<2015リマスター>

※Amazonにリンクします。


コメント

  1. aladdindogs より:

    やまりんさん、いつも素敵なボウイ記事ありがとうございます。

    やまりんさんの記事にダメ出しをするようで申し訳ありませんが、許していただければ、「AT THE BEEB」の3枚目のライブはBBCシアターでのものです。(違ったかもと仰っていましたが)

    あと「世界を売った男」のジャケットは一部の本では3種と紹介されていますが、実際にはドイツ盤の「ラウンドカバー」を加えた4種が有名で、モノクロの「キックカバー」は72年に世界的に再発されたものなので数では一番多く出されています。(勿論、現在ではどれもが貴重ですが)

    ちなみに、このアルバムが日本でボウイのアルバムとしては初めて発売されたもので、カバーはアメリカ盤と同じカートゥーンカバーでタイトルは「この世を売った男」でした。
    これ以前には「スペイスオダティ」と「冷たい炎」の2枚のシングルが発売されています。(アルバム以上の超々貴重盤でまず手に入らないでしょう)

    私もボウイが大好きなので、嬉しくてコメントしてしまいますが、これからも宜しくお願いします。

    aladdindogsより

    • やまりん より:

      aladdindogsさま

      いつもありがとうございます。
      冷たい炎が「THE PRETTIEST STAR」と全然結びつきませんでした。
      レコード時代からのファンには頭がさがります。

      つたない記事が多いですが、今後もご指摘お願いします。

  2. aladdindogs より:

    訂正 :「スペイスオダティ」は正しくは「スペイス・オダティー」でした。

  3. aladdindogs より:

    やまりんさん、今回の「世界を売った男」に関連して思い出す事があります。
    知っていると思いますが、アメリカ盤が70年11月、イギリス盤が71年4月に発売されました。その間の71年1月に発売されたシングルが「HOLY HOLY」です。
    後に72年に再録されたバージョンはCDに収録されていますが、71年のオリジナルシングルバージョンは、オリジナルマスターテープの紛失により、いまだ公式盤CDには収録されていません。
    当然、こちらのシングル盤もオークションでは高値で取引されます。
    昔、新宿のレコード盤店で8万円で売っているのを見た事がありましたが、流石に買うのはためらいました。

    • やまりん より:

      aladdindogsさま

      昨日、CDの「HOLY HOLY」は聴いたばかりなのですが、レアな「HOLY HOLY」もあるんですね。

      私の場合、ボウイファンになったのが「hours…」からなので、知らないことがいっぱいあります。

  4. aladdindogs より:

    そうですか。
    RYKO盤「世界を売った男」が出た時に、CDケース裏面のHoly Holy Single A-side from 1970 のクレジットを見たときには、遂に来たかと、ぬか喜びしてしまいましたが、聴いてがっかり、クレジットのミスで72年バージョンでした。

    今でもレコード盤からの針落としの音源なら、ブートやyoutubeで聴く事が出来ます。

  5. aladdindogs より:

    やまりんさん!
    パーロフォンから驚きのリリースアナウンスがありましたね。
    9月に発売される12枚CDBOX、1969年から1973年のオリジナルアルバムのニューリマスターは大した事はないですが、問題はCD2枚に収められるシングルコンピレーション。
    ついに、初めて「オール・ザ・マッドメン」の正真正銘のシングルエディットと、まさかの1971年版オリジナルシングル「ホリー・ホリー」がCD初リリースされます!
    ついに夢見た日がやって来ます、生きていて良かった、涙がでそうです。
    やまりんさんは、どうですか?

    • やまりん より:

      aladdindogsさま

      新着情報ありがとうございます。
      ボウイのオフィシャルサイトで確認しました。
      他のサイトにも情報ありますか?(できれば日本語で)

      これってBox限定のセット販売ですね。
      また、同じCDが増えてしまいますね。

      でも是非聴きたいです。

      やまりん

  6. aladdindogs より:

    日本のサイトでのアナウンスは、まだ無いようです。
    オリジナルアルバムがダブってしまうのと、価格がいくらになるのかが気になりますね。

    aladdindogs

    • やまりん より:

      日本での発売情報を楽しみにしておきます。
      まさか、海外のみで後から日本の市場に投入なんてことになったら最悪ですね。
      2セット買ったりして…

      やまりん

  7. aladdindogs より:

    ワーナージャパンから告知がありました。
    日本盤のみの特典付きだそうですが、価格は22,000円です。

    aladdindogs

  8. aladdindogs より:

    22,000円は税抜きです。
    日本発売は10月21日。

    • やまりん より:

      aladdindogsさま

      ありがとうございました。
      日本盤告知があったので、安心して買えますね。

      「Five Years 1969 – 1973 / ファイヴ・イヤーズ 1969 – 1973」

      期待して、待ってます。
      次のボウイ記事はこれの告知もやろうかな。

      やまりん

  9. カラアゲボーイ より:

    お久しぶりです。
    Apple musicで世界を売った男ならぬメトロボリストの2020リマスターを聴きました。かなり音に迫力が増し魅力的になってました。ずっとこればっか聴いてます。

    • Lin より:

      カラアゲボーイさん、ありがとうございます。
      メトロボリストをAmazonで予約していたら、入荷遅れがあったので、タワレコで注文し直しました。
      でも、なかなか、出荷されません。
      まだ、手元にありません。
      いつになったら、届くのやら…

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