Low/ロウ(1977.1.14発表)

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ロウ <2017リマスター>

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※当ページのCDジャケットのイメージはAmazonのものです。

ファンクアルバムの傑作「ステイション・トゥ・ステイション」(1976.1.23)を発表し、ステイション・トゥ・ステイション・ツアー(1976.2.2〜5.18)を完了したデヴィッド・ボウイは次のステップを踏み出します。

このツアーに同行したイギー・ポップの「イデオット」をプロデュース。
フランスのシャトー・スタジオで7月〜8月の間、録音されています。

「イデオット」に手応えを得たデヴィッド・ボウイは、9月、さらに実験色を強めた歴史的傑作「ロウ」の録音を開始したのでした。

英2位、米11位

目次

Low」制作の背景

デヴィッド・ボウイはアメリカでのコカイン中毒のリハビリをかねて、イギー・ポップらと共にフランスに帰還。
イギー・ポップのアルバム「イデオット」、さらにデヴィッド・ボウイ不朽の名作「ロウ」の制作に着手します。

その後、ベルリンに移り住み、アンビエントの名手:ブライアン・イーノやトニー・ヴィスコンティと共に、ハンザ・スタジオでアルバムを完成させています。

ブライアン・イーノがこのアルバムに影響を与えたのは「オブリーク・ストラテジーズ」というカードによってランダムな指示抽出を行うというアーティスティックな手法を導入したことです。

また、トニー・ヴィスコンティはハーモナイザーを持ち込み、エレクトリックな音楽を生み出すことを助けています。

ボウイはコカイン中毒から完全に脱しておらず、精神的にも鬱状態であったといわれています。

その状況はアーティスティックな本作の陰鬱な雰囲気に表れているようです。

Low」が後のロックに与えた影響

精神状態はさておき、ブライアン・イーノとトニー・ヴィスコンティにサポートされて、ボウイはボーカル曲とインスト曲が入り交じった誰も聴いたことのないサウンドを生み出すことに成功します。

本作は、その後の1970年代後半から芽生えたニュー・ウエーブに大きな影響を与えました。

「Low」がなければニュー・ウエーブやテクノの発生はもっと遅れていたかもしれません。

収録曲

Side-A

  1. Speed Of Life
  2. Breaking Glass
  3. What In The World
  4. Sound And Vision
  5. Always Crashing In The Same Car
  6. Be My Wife
  7. A New Career In A New Town

Side-B

  1. Warszawa
  2. Art Decade
  3. Weeping Wall
  4. Subterraneans
  5. Some Are
  6. All Saints
  7. Sound And Vision

※Side-B 5〜6はボーナストラック

参加スタッフ

プロデューサー

デヴィッド・ボウイ、トニー・ヴィスコンティ

メンバー

  • デヴィッド・ボウイ(b/g/harmonica/p/k/sax/vo/synth/etc.)
  • カルロス・アロマー(g)
  • デニス・デイヴィス(perc)
  • ブライアン・イーノ(synth/g/p/k/vo/etc.)
  • リッキー・ガーディナー(g)
  • ピーター・ヒメルマン(p/synth)
  • エドゥアード・ミヤー(vo)
  • ジョージ・マレー(cello)
  • リッキー・マレイ(b)
  • イギー・ポップ(org/p/vo)
  • メリー・ヴィスコンティ(vo)
  • ロイ・ヤング(org/p)
アーティスト:デヴィッド・ボウイ
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関連アルバム

「ロウ」の制作には、ブライアン・イーノやイギー・ポップが参加しています。

ボウイとイーノの関わりは、ボウイがブライアン・イーノのアルバム「Another Green World」を愛聴していたことからのようです。

また、同時期にイーノは「Before And After Science」というアルバムを発表しています。

「ロウ」に影響を与えたものや「ロウ」に関わったアーティストが発表したアルバムは是非とも、おさえておきたいアルバムです。

それが、以下の3つのアルバムです。

  • 「Another Green World(1975年発表)」:ブライアン・イーノ
  • 「Before And After Science(1977年発表)」:ブライアン・イーノ
  • 「The Idiot(1977年発表)」:イギー・ポップ

※「The Idiot」は「ロウ」より遅い3月18日に発表されていますが、録音自体は「ロウ」より先に終わっていました。

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© backstar.blue


参考文献

  • 『デヴィッド・ボウイ詩集』古川貴之(翻訳)、株式会社シンコーミュージック、2002年。ISBN4-401-61762-2。
  • 『地球音楽ライブラリー デヴィッド・ボウイ』TOKYO FM 出版 、2004年。ISBN4-88745-098-2。
  • 『デヴィッド・ボウイ・ファイル』株式会社シンコーミュージック・エンターテイメント、2006年。ISBN4-401-61976-5。
  • デヴィッド・バックレー『全曲解説シリーズ デヴィッド・ボウイ』前むつみ・森幸子(翻訳)、株式会社シンコーミュージック・エンターテイメント、2006年。ISBN4-401-63026-2。
  • パオロ・ヒューイット『デヴィッド・ボウイ コンプリート・ワークス』太田黒奉之(翻訳)、TOブックス、2013年。ISBN978-4-86472-202-4。
  • 『KAWADE夢ムック 文藝別冊 デヴィッド・ボウイ 増補新版』株式会社河出書房新社、2016年。ISBN978-4-309-97907-6。
  • 『ユリイカ 4月号 第48巻第6号』青土社、2016年。ISBN978-4-7917-0307-4。
  • 『デヴィッド・ボウイ 1977-1982』株式会社シンコーミュージック・エンターテイメント、2017年。ISBN978-4-401-64524-4。
  • 和久井光司『デヴィッド・ボウイ完全版』株式会社河出書房新社、2022年。ISBN978-4-309-29183-3。

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