今でも平井和正全集を手にとって、続きが出ないかなと思うことがあります。 熱望する本です。 リム出版刊の全集は未発表作品の小冊子が附属していました。 とても魅力のある企画だったのですが… 平井和正全集の思い出 1991年...

平井和正「ルシフェル伝」ついに完結？ 「ルシフェル伝」は幻魔大戦、ハルマゲドンではなかったか？ そんな思いで「ボヘミアン・ストリート」を読了しました。 最高のラブストリー この「ボヘミアン・ストリート」は平井作品でも...

幻魔大戦再開？ 集英社から文庫版が全10巻予定で刊行開始された。 すでに4巻が発売されている。 最終刊まで出版できるか？ しかしこの幻魔大戦シリーズはなかなか最終巻まで出版されない。 角川文庫では、20巻から「...

比較的最近（平成6年3月のことですが）「月光学園」（不思議文学館）という短編集が出版芸術社から出版されたのをご存じでしょうか？ ふしぎ文学館「月光学園」収録作品 収録作品は ●悪徳学園 ●魔女の標的 ●ママ...

平井作品はハードボイルドSFと言われた時代。 レイモンドチャンドラーや大藪春彦を尊敬している彼が「狼男だよ」から始まるハードボイルドSFの決定版ともいえるアダルトウルフガイシリーズを書き続けながらも横順ばりのハチャハチャSFを書き...

平井作品には非常に魅力のある悪役たちが多数登場します。 そんなキャラクターに焦点をあててみました。 「真幻魔大戦」 やっぱり最高の悪役はドクター・レオナード・タイガーマンでしょう。「サディスティック・サイキック・タイガ...

実は平井ファンを自称する私ですが、失念してしまった作品（嫌いなのかも？）もいくつかあります。 平井作品はすぐに作品世界にとけ込めるし、主人公とも同調しやすいのですが、これらの作品は違う気がする。 「メガロポリスの虎」 平井和正...

「狼のレクイエム　第3部」ついに開始される。それが「黄金の少女」編でした。 青鹿晶子はどうなってしまったのか？ 虎4は生き残っているのか？ 気になって仕方がなかった「狼のレクイエム　第2部」ですが、ついにその答えがもたらされる...

平井和正は情念の作家と言われています。「言霊使い」の方が一般的ですが、初期作品には人間悪の追求作業が多くみられます。 多分、「虎の時代」から「狼の時代」の作品群は情念の作家としての傾向が色濃く現れている作品が多いはずです。 （こ...

真幻魔大戦で登場する「杉村優里」。彼女は「東丈」から「アンドロイド美女」と呼ばれます。 彼女の容姿でぴったりくるのはやっぱり「生頼範義」氏の挿画のイメージです。 平井作品の中で美女は沢山出てきますが、アンドロイド美女はみんな同じ...

平井和正処女作が「レオノーラ」です。 「レオノーラ」とは人間に絶望した主人公「ケン」の妹「ジュリ」が旅行の間、ケンの将棋の相手をさせるため手配したアンドロイドの名前。 悲劇のレオノーラ 人種差別から集団リンチをあびた主人公は、...

平成元年8月を最後に、「地球樹の女神」の刊行がストップしてしまいました。 刊行巻数は6巻を数えていました。 何が起こったのか分からない時期がしばらく続きました。 当時の状況 当時の平井作品は角川ノベルス刊の「地球樹の女神...

平井和正の宇宙感は多元宇宙に集約されます。 作品世界では、「アダルト・ウルフガイシリーズ」と「ウルフガイシリーズ」、「幻魔大戦（マンガ版）」・「幻魔大戦（小説版）」・「新幻魔大戦」・「真幻魔大戦」等（そのほかに、「ハルマゲドン」、...

私の頭の中にある8マンラストシーンはこんな感じです。 いまでは、さだかではありませんが… 私が記憶するエイトマンの最終回とは 私はついに最終兵器、フォノン・メーザーの使用に踏み切った。 コズマをこれ以上この世界にとどまら...

私の平井作品との出会いを思い出してみました。 平井作品との最初の遭遇 平井作品との最初の出会いは少年マガジン連載中の8マンでした。 ごく幼少期の私は、兄のもつマンガ本の字も読めませんでしたが、マンガはありがたいものでしっかりと8マ...

私が持っている平井和正の本。 角川文庫は経年でページが茶色になってしまいました。 改竄が問題になったカドカワノベルズの「地球樹の女神」もあります。 平井和正コレクション コレクション解説 HIRAIST この本は注文...