書籍の電子化・自炊のはじめ方
【PR】本ページはプロモーションが含まれています

【ティン・マシーンⅡ / 1991.9.2発表】EMIからヴィクトリー・ミュージックに移籍してリリースされた「ティン・マシーンⅡ(Tin Machine II)」は今では貴重盤?

アルバム「ティン・マシーンⅡ(Tin Machine II)」はデヴィッド・ボウイの歴史の中で、特異なものになってしまいました。

とにかく再発されにくいのです。

「ティン・マシーン」までのアルバムはEMIとの契約で何度も再発されたのですが…

スポンサーリンク

ティン・マシーンⅡ(Tin Machine II)

ティン・マシーンII(紙ジャケット仕様)
ティン・マシーンII(紙ジャケット仕様) image by Amazon

無軌道なハード・ロックを続けるティン・マシーンをレコード会社EMIは嫌がり、2枚目のアルバムはヴィクトリー・ミュージックから発売されました。

気になるのは「LOVING THE ALIEN, 1983-1988」で「ネバー・レット・ミー・ダウン」までリリースされたので、次のボックスが出るのかどうか。
そして、この「ティン・マシーンⅡ」も収録されるのか…ということです。

レコード会社が変わってしまって、とにかく再発が少ないアルバムになってしまいましたので、BOXを出すなら是非、「ティン・マシーンⅡ」も収録して欲しいところ。

……

以前は、このアルバムをあまり好きではなかったのですが、今聴くとなかなかいいです。

ボウイが独りでつくった曲は「A Big Hurt」のみ。
それなのに、これほどのクオリティーで聴けるのはリーヴス・ガブレルスが頑張ったせいなんでしょうね。

ハント・セールズがヴォーカルをとった「Stateside」と「Sorry」はご愛嬌ですが、他の曲は結構いいです。

いい曲に「★」をつけていったら7曲もありました。
12曲中の7曲ですから大したものです。

「Betty Wrong」のボウイのヴォーカルがかすれそうなのがお気に入り。
それに「Shopping For Girls」はギターリフが耳に残ります。この曲が一番いいです。

「One Shot」「Amlapura」もなかなか。

「Goodbye Mr. Ed」はボウイのサックスが聴き所。

…少々褒めすぎたでしょうか?

……

「ティン・マシーンⅡ」にはデヴィッド・ボウイの楽しんでいる感じがよく表れています。

バンド活動を楽しんでいると言うより、ジャンプする前にしゃがみ込むのを楽しんでいるというべきでしょうか。

落ちていくのを楽しんでいるというか…

……

この後、デヴィッド・ボウイはリーブス・ガブレルスと共に「アワーズ」まで、活動していきます。

リーブス・ガブレルスは再生工場の役割を果たしたのです。

そして、トニー・ヴィスコンティにバトンを渡すことになるのでした。

……

以下のティン・マシーンを俯瞰した記事もどうぞ。

ロックへの初期衝動を取り戻すため、バンドの1メンバーとなったデヴィッド・ボウイ。1989年:ティン・マシーン(tin machine)結成。
photo by ollografik 83年の「レッツ・ダンス」が爆発的なヒットアルバムとなって以来、デビッド・ボウイは自分を見失ったかのように商業的な成功を追い求めたように見えます。 「レッツ・ダンス」後に立て続けにリリースされた「トゥ...

© bluelady.jp

www.bluelady.jp – Recommended

ティン・マシーンII(紙ジャケット仕様)

※Amazonにリンクします。


コメント

  1. 名無しの音ちゃん より:

    当時、音楽会社からは売れる物を作れと言われ
    評論家は若手しか相手にしない。といった時期で
    ボウイも責任を逃れるようにバンドへと身をおくのですが
    ティンマシーンのライブはボウイの歴史で最高のライブの1つだと思っています。
     人間不信になった(?)ボウイの次の変化がイマンとの結婚
    というもの興味深いです。
    このくだりを是非映画化してほしい。そんなふうに思います。(笑)

    • Lin より:

      名無しの音ちゃんさん、ありがとうございます。
      私も「ティン・マシーン」大好きです。
      しかし、当時のライブ映像を観たことがありません。
      とくにファースト・アルバム後の映像がみたいな…と思います。

      公式で発売されれば飛びつくのですが、未だにリリースされたことがありませんよね?

      それに、ファースト直後のライブにも興味あります。

  2. aladdindogs より:

    Linさん、TM結成時のライブはNHK地上波でも放送されたアムステルダム公演の映像があります。
    後有名なのはTMⅡ後のNHK衛星放送のNHKホール公演ですね。
    どちらもブートDVDが出てます。

    ボウイの伝記映画「Stardust」が制作される様ですが、どいやら71〜72年頃に時期を絞った物になりそうです。
    「ボヘミアンラプソディー」の様な感動を呼べる内容は無いようにも思いますが、見てはみたいですね。

    • Lin より:

      aladdindogsさん、ありがとうございます。
      DVD探してみます。

      ボウイの伝記映画については二匹目のドジョウっぽいのが気になりますが、公開されたら観てみたいと思います。

  3. aladdindogs より:

    タワレコに「Spying Through a Keyhole」注文しました。
    amazonの方が安いかもしれないけど、最近amazonは発売日が怪しいのでタワレコにしました。

    • Lin より:

      おお!!
      早いですね。
      発売日が決まったときアマゾンをのぞきましたが、見つけられませんでした。
      今日もまだ、みたいです。

    • Lin より:

      ティン・マシーンのNHK映像がYouTubeにありました。
      スーツが派手です。

  4. aladdindogs より:

    今回のデモ・シングルBOXの未発表曲の内、以前から曲名だけは出ていたものが「Mother Guy」「Angel Angel Grubby Face」「Threepenny Joe」の3曲で、音源が出されるのは、恐らく初めてだと思います。
    「Love All Around」については曲名すら初めて知りました。
    この時期の未発表曲で未だにリークされていない物に「Born of the Night」「Back to Where You’ve Never Been」 「Ernie Johnson」「It’s Alright with Me」「One Hundred Years from Today」「Reverend Raymond Brown」「Tiny Tim」などがありますが、どれも音源は出て来ていないので、存在しない可能性もあります。

    今回のアーカイブ発表はボウイ自身も了解済みだったと言います。
    更なる発表に期待です。

    • Lin より:

      aladdindogs さん、これってCDでもリリースされるでしょうかね?
      予測不能ですね。
      一応買っておこうかな。
      うーむ。(悩み中)

タイトルとURLをコピーしました