平井和正原作「8マン(エイトマン)」2つの最終回:マンガショップシリーズの完全版8マン

平井和正の後書きやテレビアニメでは「エイトマン」、マンガでは「8マン」なのですが、元々8番目の刑事なので、「8マン」が正しいのかな?
…と思いつつ、いまさらおそいという誹りを免れないですが、8マンネタです。

マンガショップシリーズは2つの最終回が読めるのですが、私がこれを手に入れたときは、2011年の秋であり完全にブログの更新意欲をなくした時期でした。
そのため、この2つの最終回についての記事がこんなに遅くなってしまったのです。

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漫画家の拳銃不法所持で打ちきりとなった8マン

事件発覚後、急遽打ちきりとなった8マン。そのため8マンには2つの最終回が存在します。
このことは、ずっと前から知っていたのですが、私が8マンを手に取ったときには既に完全版として、桑田次郎さんの書いたバージョンのものでした。
妙に線が細い8マンは、子どの頃知っていた「エイトマン」とは似ても似つかぬ代物だったのです。
そのため、打ちきりとなった当時アシスタントさんが書いたと言われる最終回とはどのようなものだったのか、疑問だけが残りました。

マンガショップシリーズの8マンで氷解した疑問

以下が2つのバージョンの最終回です。

①楠たかはるさんが描いた8マン最終回

  • 最後に使用した8マンの武器分からず。
  • ゴーガンに命令され助ける
  • ゴーガンに最終兵器の説明をする
  • 化け物となったコズマが婦人を襲うが8マンに助けられる
  • コズマ化け物から普通の人間へ、コズマ夫妻警察に捕まる
  • 事務所に戻るが扉を開けられず立ち去る

②桑田次郎さんが描いた8マン最終回

  • フォノン・メーザーの使用に踏み切った
  • 8マンの意志でゴーガンを助ける
  • ゴーガンに嫌われ、追い払われる
  • 化け物となったコズマが婦人を殺す
  • 電撃でコズマを殺す
  • 事務所に戻らず立ち去る

大筋は同じですが、明らかに違います。
同じ原作でこのようなことになることが不思議ですね。
平井さんの原作に漫画家なりの解釈の余地が残されていたということなのでしょうか?

蛇足1:突然の打ち切りがなければ超古代文明へつながるストーリーへ

サイボーグ・ブルースの後書き(電子書籍版)を読むと、その後のエイトマンのストーリー展開が興味深いです。
超古代文明の技術を谷博士が手に入れエイトマンのようなスーパーロボットが作れたということらしいです。
NASAが作ったにしてはすごすぎるんですね。今のNASAでも無理ですから。平井さんはその辺りの論拠を超古代文明に求めていく展開を構想していたようですね。

蛇足2:伝説のアニメ・エイトマンにはすごい脚本家が関わっていた

TVアニメ・エイトマンの脚本には半村良さんや豊田有恒さんが関わっていました。このお二人も私はファンであります。
半村良さんの「妖星伝」や豊田有恒さんの「ヤマトタケルシリーズ」は全巻読んでいます。
豊田有恒さんは、あの「宇宙戦艦ヤマト」にも関わっていらしたようですね。
平井さんに出会ったと同時期にお二人のこれらの作品も読みふけっておりました。
いずれ取り上げてみたいと思っています。