photo by Domenico
富野由悠季さんは久々のテレビアニメ「ガンダム Gのレコンギスタ」の原作・総監督で話題になりました。
実は私もDVDで見てます。
以前、平井和正と対談をやっていたことを思い出し、読み返してみました。
富野由悠季、平井和正と幻魔を語る
どちらかというと富野由悠季さんがインタビューアーの形で、対談が進んでいます。
以下のような内容(私がかってに要約していますので、実際の見出しとは違います。)
- 幻魔大戦(石ノ森章太郎との共著)・新幻魔大戦(同)連載背景
- 「幻魔とは?」幻魔シリーズ(角川版)と真幻魔シリーズ(徳間版)の世界
- 「人類とは?」その光と闇
- SFの社会的地位
- 幻魔の標的論
- SFからの脱却
- ライフワークとしての幻魔大戦
- 富野作品(十五少年漂流記)
- 読者へのメッセージ
このような内容なので、なぜ、対談相手が富野由悠季なのか? 分かりませんでした。(平井作品に集中しすぎ、富野由悠季作品の話題がなさ過ぎでは?)
ですから、私はこの対談はあまり面白いと感じませんでした。
インタビューアーは誰でも同じと思えたからです。(「ガンダムやザブングルは十五少年漂流記」と看破されて照れくさそうな部分だけは楽しめましたが…)
このインタビューは後に「ウルフ対談」<荒野を呼ばわる声を聞け!>:徳間書店刊におさめられています。
この本には富野対談のほかに、新井素子さんとの対談2編、難波弘之さん、内田勝さんの計5編の対談が掲載されています。
内容については幻魔ネタが多いので、なぜ「ウルフ対談」なのか疑問を感じます。
興味の向きはご一読を。古本しかないですけど…
富野由悠季の小説
私は富野由悠季作品はほとんど読んでいます。
幻魔大戦・真幻魔大戦が発売されていた同時期に、ガンダム3部作・イデオン3部作が朝日ソノラマから刊行されました。
アニメより小説の方がけっこう好きです。
富野作品は人間的などろどろした部分をかなり描いています。
私が好きなのは以下
- 機動戦士ガンダム3部作
- 伝説巨神イデオン3部作
- リーンの翼
- 破嵐万丈シリーズ
それ以降の小説作品はすこしパッションが欠けてしまったように思えます。
リーンの翼はオリジナルアニメの原作部分を追加して4巻出てます。
ガンダム Gのレコンギスタを応援します
批判もあるようですが、一時期の富野作品よりずっとおもしろいと思って見てます。
ストーリーのスピード感が違いますね。
理屈っぽい作品に食傷された方にはもってこいです。
私はアニメも好きですが、最近の他のアニメ作品は見る気がしませんでした。
Gレコは別です。
幻魔大戦は富野由悠季監督の予定だった?
ネットでは以下の記事を見つけることができます。
「幻魔大戦」はほんとうは富野が監督をするはずだったらしい
出典:シャア専用ブログ@アクシズ
幻魔宇宙で富野由悠季との対談を設定するあたりを考えると、この話本当かもしれませんね。
ファーストガンダム世代の私としてはこの企画、実現して欲しかったです。
「ガンダム Gのレコンギスタ」のあとに、やってくれないでしょうかね?
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