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高騰するセイコーファーストモンスター(SKX779)は買いか? ケースの無骨さとキャリバー7S26の実力が選択の決め手。

こんなケースは何処にもない!…と感動してしまうダイバーがセイコーモンスターシリーズです。

2000年に初代モデルが発売されて以来、既に4代目が発売されています。

4代目からケースデザインが一新されて、洗練された雰囲気をまとっています。

すでに初代モデルは生産されていませんが、オークションでは頻繁に目にします。
生産が終了しているにもかかわらず人気は衰えず、販売価格は徐々に高騰しているのが現状です。

このオールドモンスターは果たして買いなのでしょうか?

このページでは4世代モデルと比較しながら、まとめてみます。

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セイコーモンスターのケースはどう変わったのか

左が第四世代、右が第一世代(ファーストモンスター)です。

パッと見はあまり変わっていないように見えるかもしれません。
しかし、ベゼルの処理や針、インデックス、ラグ等が変わっていて、第四世代のほうがかなりシャープになっています。ズングリした印象は全くありません。

まずはケースを比較してみます。

ちょっと分かりにくいかもしれませんが、横から見ると第四世代のほうが少し分厚く感じます。

この確度で比較するとベゼルとケースの彫り込み、リューズの周りの処理がよく分かります。

第一世代のモンスターは無骨な感じがしますね。
ベゼルの囲み部分もかなり分厚いですし、ベゼルの彫り込みには滑り止めが入ったようなデザインです。

また、リューズのカバーが荒々しいです。

実はこの無骨で荒々しいデザインに惚れ込んでしまって、私もファーストモンスターを手に入れました。

この感じが第一世代の圧倒的な魅力です。

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フェイスの洗練度は第四世代モンスター

フェイスの美しさは第四世代が圧倒的です。

ことにインデックスの縁取りがメタリックなのが違いを生んでいます。
針も同様ですね。

第一世代はインデックスと針がプラスチックみたいな印象です。

インデックスはルミブライトのせいか、少しミドリに見えます。
針はクリーム色の縁取りのように見えます。

注意していただきたいのは、針のルミブライトが、にじんだようになっていることです。経年によってこのような変化が生じます。

もう1点、ベゼルの12時位置にあるポイントは少しズレています。

いくら美品といえど、このような点はどんな固体にもあると思います。

悪く言えばファーストモンスターのフェイスは少しチャチな印象です。

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セイコーファーストモンスターのキャリバー7S26の精度

ファーストモンスターのキャリバーは7S26です。

7S26は秒針を止めることが出来ません(ハック機能が無い)。
この点が第四世代の4R36との大きな違いです。

しかし、精度は大差ありません。

実は私の所有するファーストモンスターはセイコータイムラボでオーバーホールしたばかりです。

オーバーホールによってマイナス数秒の高精度になって戻ってきました。

私が所有する4R36は全て+-10秒程度なので、7S26が最も精度が高くなってしまいました。

個体差なのかもしれませんが、ハック機能が無いため、精度は7S26の方が高いのかもしれません。

セイコーモンスターのベルト

最後にベルトも比較しておきます。

左が第四世代、右が第一世代です。

第四世代の方が少し太いです。

私としては細い方が好みです。

セイコーファーストモンスターは買いか?

以上、見てきたようにファーストモンスターの魅力は無骨なケースです。
インデックスや針など、フェイスには古さを感じます。
精度は充分ですが秒針のハック機能はありません。

ファーストモンスターは欠点もありますが、ケースに惚れ込んだなら、買ってもいいと思います。

しかし、全体的な質感は第四世代のモンスターが圧倒的です。

私個人としてはオークションサイトなどの高額になったファーストモンスターを買うくらいなら、最新のモンスターを買った方が満足感は高いと思うのですが、いかがでしょうか。

……

なお、ファーストモンスターと同じケースデザインで、高精度のキャリバー6R15が搭載されたモンスターもあります。
曜日がないデイトが見分け方です。
インデックスや針の質感も第四世代と遜色ありません。

このモデルは欲しいです。しかし、かなり高額になっていますので、やっぱり、現行の第四世代モデルを買うのがベストでしょうね。



© bluelady.jp

セイコー

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