アイルトン・セナのF1人生を網羅する入手可能な公式レース映像「HISTORY OF GRAND PRIX 1981-1989」「HISTORY OF GRAND PRIX 1990-1998」（セナ・ファン必携アイテム⑤）

アイルトン・セナのF1キャリアは1984年から1994年ですが、この期間のF1映像を見ようとすると2時間前後のフルレース映像を見ることはむずかしいのではないでしょうか？
そのような映像が手に入れやすいDVD等で存在するかどうかも分かりません。

それに10年以上のレースを全て見るのは、たとえ映像があったとしても難しいでしょう。

私がセナのF1キャリアを負うときは2枚組のDVD「HISTORY OF GRAND PRIX 1981-1989/ FIA F1世界選手権 1980年代総集編」と「HISTORY OF GRAND PRIX 1990-1998 / FIA F1世界選手権1990年代総集編」を見ることにしています。

忙しいナレーションに沿って見ていくことになりますが、雰囲気は感じられます。

昔はぺったんこのF1マシンで、頭部を守る安全装置もなく危険きわまりない形をしています。
ジル・ヴィルヌーブの事故シーンは衝撃です。
もう少しマシンにフォーカスして欲しいとも思いましたが、残骸となったマシンがコースにたたずむシーンはかろうじて確認出来ます。

このDVDで見ることが出来るノーズを失っても走るマシンやガス欠で止まるマシンなどは、近年のレースではあり得ない光景です。

HISTORY OF GRAND PRIX 1981-1989/ FIA F1世界選手権 1980年代総集編

HISTORY OF GRAND PRIX 1981-1989/ FIA F1世界選手権 1980年代総集編 [DVD] image by Amazon

1984年ブラジルGPでアイルトン・セナのF1人生は開幕します。

マシンはトールマンTG183B。
このDVDの1984年ブラジルGP映像にはセナのマシンの姿はほとんど写っていません。

8周でターボブースト・トラブルでリタイアしているので、ダイジェスト映像には残りようがありません。

セナの映像が大写しになるのはモナコGPまで待たなくてはなりませんでした。

このDVDにはセナ・プロの時代のレースが完全に収録されています。
F1の黄金時代を思い出す上でも最適なDVDであるといえます。

HISTORY OF GRAND PRIX 1990-1998 / FIA F1世界選手権1990年代総集編 [DVD] image by Amazon

セナ、プロスト、マンセルの戦いを確認出来るのはこのDVDです。

ホンダ撤退前の最後の輝きを放つセナ。
ルノーのハイテクマシンによってチャンピオンをさらうマンセルとプロスト。
そして、ミハエル・シューマッハの才能を見ることができます。

1994年の悲劇のイモラ・サーキットはバリチェロ、ラッテェンバーガーらの事故。
セナのタンブレロ直前までの車載カメラ映像がのこされています。

この年のイモラはコースの荒れがひどくレースが出来る状態ではなかったことが、数多くのマシンのアクシデントから見て取れます。

どちらのDVDにもDATA BOOKが附属しています。

それぞれ10年間のレース結果、ポイント、コース、ドライバー等のデータが網羅された冊子で、資料としては最適なものです。

アイルトン・セナのデビュー戦などは、ほとんど映像はありませんでしたが、周回数・リタイヤ原因などのデータはDATA BOOKに記録されています。

この資料があるだけでもDVD購入の値打ちがあると思います。

……

セナ・ファンだけでなく、全てのF1ファンに絶対持っていて欲しいDVDが、これらのDVDだとおすすめできます。

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