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家族愛あふれる異色の西部劇。デヴィッド・ボウイ vs ハーヴェイ・カイテルが渋い「ガンスリンガーの復讐」

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いままで、デヴィッド・ボウイが出演した映画は、あまり観たことありませんでした。
昨年見た「地球に落ちてきた男」と今では記憶が薄れてしまった「ラビリンス」くらいです。

デヴィッド・ボウイが亡くなってから「戦場のメリークリスマス」「ハンガー」「プレステージ」と見てきましたが、デヴィッド・ボウイの存在感には独特なものを感じます。

今回見たのはイタリア製西部劇の「ガンスリンガーの復讐」です。
西部劇にしては異色作といえるストーリーで、西部劇ファンには少し物足りないかもしれませんが、デヴィッド・ボウイファンとしては十分に見応えのある作品でした。

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「ガンスリンガーの復讐」
デヴィッド・ボウイは端役ではありません。

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真ん中に写っているのがデヴィッド・ボウイです。

この映画を見る前に「プレステージ」を見たのですが、デヴィッド・ボウイの登場シーンがあまりにも少なすぎてがっかりしました。

しかし、この映画では、ジャケットの存在感と同様に、デヴィッド・ボウイは重要な敵役を演じています。

デヴィッド・ボウイ目当てで見てもがっかりさせない映画でした。

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シチュエーションは「マカロニ・ウエスタン」

西部劇といえばアメリカ映画だと思っていたのですが、この「ガンスリンガーの復讐」はイタリア映画です。

それにクリント・イーストウッドの「荒野の用心棒」「夕陽のガンマン」もイタリア映画です。

西部劇はアメリカの開拓時代に由来しているはずなのですが、イタリア映画も多いんですね。
このようなイタリア製の西部劇を称して「マカロニ・ウエスタン」というらしいです。

私は映画にはあまり詳しくないので、イタリア製の西部劇が多いことがとても不思議でした。

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デヴィッド・ボウイが扮する敵役「ジャック・シコラ」がストーリーに緊迫感を演出しています。

クリント・イーストウッドの「荒野の用心棒」「夕陽のガンマン」を例に挙げましたが、「ガンスリンガーの復讐」はそれほどハードな西部劇ではありません。

タイトルからはガンマン同士の決闘を想像してしまいますが、どちらかというと家族愛を中心とした映画です。

しかし、デヴィッド・ボウイの扮する悪役のジャック・シコラが登場し、街を恐怖に陥れてからは、ガンマン同士の決闘をいやが上にも想像してしまいます。

それというのもデヴィッド・ボウイの堂に入ったサイコパスぶりには、悲劇的な結末を想像せざるを得ないものがありました。

結末は少しあっけない感じですが、デヴィッド・ボウイの悪役ぶりは必見です。

全編を見終えると心が温まる、不思議なウエスタン映画でした。

DVD仕様のこと

最後に「ガンスリンガーの復讐」DVD仕様のことを書いておきます。

DVDのメイン映像の音声はイタリア語になっています。日本語吹き替えはありません。
よって、デヴィッド・ボウイの台詞もイタリア語吹き替えになっています。

しかし、DVDには特典映像で英語版が収録されているので、そちらにはデヴィッド・ボウイの素の声が収録されています。

私はaladdindogsさんのコメントでこのことを知って、特典映像の英語版を見ました。

「CLUB BOWIE」と「The Scumfrog Vs Bowie(Loving The Alien)」(デヴィッド・ボウイのシングル集)
2003年はデヴィッド・ボウイの面白いアルバムが2組リリースされています。 ひとつは「ブラック・タイ・ホワイト・ノイズ(Black Tie White Noise)スペシャル・エディション」の2CD+1DVD。もうひとつは「CLUB BOW...

特典映像のことを知らなかったら本編を見てしまってがっかりしたかもしれません。

デヴィッド・ボウイ目当てでこのDVDを買われた方は特典映像を見ましょう。

ただ、本編と特典映像では画質が異なっていて、特典映像のほうが少々劣化しています。
オープニングもそれぞれが異なっています。

ですが、デヴィッド・ボウイの声が聴けなくて落胆するよりはいいと思います。

© bluelady.jp

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ハートフルな西部劇です。私はこういった映画はとても好きです。
ハードアクションの多いシルヴェスター・スタローンの映画の中で「オーバー・ザ・トップ」を見たような感じといえばお分かりいただけるかもしれません。

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