書籍の電子化・自炊のはじめ方
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アマゾンで「平井和正」を検索すると「60年代ポップ少年」にあたる。

かねてからアマゾンで「平井和正」を検索すると、亀和田武の「60年代ポップ少年」という本がヒットすることが不思議でした。

コメントに「平井和正」という文字が入っているわけでもありません。

亀和田武さんは作家・コラムニスト・コメンテーターといった多才な方のようですが、私は全く知りませんでした。

とにかく「平井和正」と「60年代ポップ少年」の関連が知りたくて、この本を手に取りました。

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60年代ポップ少年

60年代ポップ少年
60年代ポップ少年 image by Amazon

 

著者の亀和田武さんは1949年の生まれで、60年代を多感な時期に過ごすことになった方です。

私よりも一回り上ということになります。

私は学生の頃から60年代にちょっとした憧れのようなものを抱いていました。

ケネディ暗殺、安保闘争、大学闘争、宇宙開発……子供心にそれらの出来事をドキドキしながら感じていたのだと思います。

そうした動乱の時代を亀和田武さんの経験を通したエッセイとしてまとめ上げたのがこの本です。

目次を見ただけでも「ツイスト」「キューバ危機」「SFマガジン」「アイビー」「ビートルズ来日」「ライ麦畑」「一の日会」「宇宙塵」「東大闘争」「三億円事件」「あしたのジョー」「イージー・ライダー」等、様々な思い出をまとったキーワードが並んでいます。

私も経験した事柄も含まれていますが「かすっている」ことの方が多いようです。

そんな本にも一種の憧れを持ちつつ触れることになりました。

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平井和正との関連

実はまだ拾い読み程度なのですが、このテーマだけは書いておきます。

亀和田武さんはSF作家でもあり、「SFマガジン」「宇宙塵」「宇宙気流」「一の日会」のことが、この本に書かれています。

亀和田さんは、平井ファンには「超革命的中学生集団」で同じみの横田順彌(ヨコジュン)、鏡明らと「一の日会」で親交を深めたのでした。

さらに平井和正とも「一の日会」で出会った方でした。

アマゾンでの検索は本の内容まで対象になっているのかも?

……

他にも伊藤典夫、野田昌宏らのことも書かれていて、「銀河乞食軍団」のファンとしては、とてもうらやましく思いながらこの本を読ませて頂きました。

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ハチャハチャのこと

この本を読んで一つ疑問が解けたことがあります。

それが「ハチャハチャSF」のことです。

私は「ハチャハチャ」という言葉は平井和正の「超革命的中学生集団」や「ウルフランド」(※これらはハチャハチャSFと言われていた)ではじめて知ったのです。

実は横田順彌が考えついた言葉らしく、後に「ハチャメチャ」に取って代わられることになったようです。

私の世代では「ハチャメチャ」の方が一般的で、今まで「ハチャハチャ」という言葉には違和感を持ち続けていました。

これからは堂々と「ハチャハチャ」を使っていきたいと思います。

……

この本を読みながらも若き日に読んだ庄司薫の「薫君シリーズ」や稲田耕三の「高校放浪記」等の記憶が甦ってきました。

しかし、どんどん若い頃の記憶が薄れていっていることも実感しました。

亀和田武さんのこのエッセイ、よほどの記憶力の持ち主でないと書けないのでは?
感服しました。

これからじっくり読ませて頂きます。

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60年代ポップ少年

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