バーニー・エクレストン「歴代最高のF1ドライバーはプロスト」 根拠となったアラン・プロストのチームメイト(ライバル)を検証する。

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image by PSParrot 

F1で最高のドライバーをあげるとしたら、私ならアイルトン・セナをあげます。

ポール・ポジションの多さからいって、アイルトン・セナの方が速いドライバーだということは確実でしょう。

ところがF1最高権威のバーニー・エクレストンがあげたのはアラン・プロストでした。

参照 バーニー・エクレストンが考える歴代最高F1ドライバーは?(TOPNEWS)

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アラン・プロスト:チーム内のライバルたち

バーニー・エクレストンがプロストをあげたのは「チームメイトからの恩恵を得たことがなかった」ということがひとつの理由です。

確かにプロストは常にチームメイトとも戦っていました。
それは確執といわれるまでにレベルアップし、常に孤独な戦いを強いられたのでした。

エクレストンのいうことを検証するためにも、このページではアラン・プロストの1980年代のチームメイトを見ていきます。

ジョン・ワトソン:マクラーレン(1980年)

プロストは1980年にマクラーレンからF1デビューしました。
チームメイトはジョン・ワトソンです。

この年、デビューイヤーでありながら予選ではジョン・ワトソンに大きく勝ち越しています。

マクラーレンとは複数年契約があったのですが、契約を破棄。翌年からフランス母国チームのルノーへの移籍を決断しています。

ルネ・アルヌー:ルノー(1981年〜1983年)

ルノー時代のプロストのチームメイトはルネ・アルヌーでした。

ルネ・アルヌーはプロストを先行させるチーム・オーダーを聞き入れなかった時もあり、プロストとの確執が噂されました。

プロストがルノー時代に最もチャンピオンに近づいたのは1983年です。
この年もアルヌーはポイントでプロストに続く3位に入っています。

もし、アルヌーがプロストを助けることがあったなら、プロストはこの年チャンピオンになっていたかもしれません。

ニキ・ラウダ:マクラーレン(1984年〜1985年)

1984年マクラーレンに復帰するとチームメイトはニキ・ラウダになります。
ラウダは1975年、1977年のワールドチャンピオンです。

そのような相手がプロストに協力するわけがありません。
しかし、プロストは予選のスピードではラウダに勝っていました。

1984年は0.5ポイント差でチャンピオンを逃した歴史に残るシーズンです。
その年の雨のモナコでセナに優勝をさらわれたとしてもレース中断を要求しなければ、プロストはチャンピオンになっていたことでしょう。

1985年はラウダのマシンにトラブルが多く、チャンピオン争いはフェラーリのミケーレ・アルボレートが相手になっています。
この年アラン・プロストは5勝を上げ、初のチャンピオンに輝いたのでした。

ケケ・ロズベルグ:マクラーレン(1986年)

1986年のチームメイトは「フライング・フィン」ケケ・ロズベルグとなりました。
ロズベルグもまた1982年のチャンピオンでした。

しかし、ロズベルグはこの年引退しており、チャンピオンながらプロストのチャンピオン獲得を助けたレースもあったようです。

プロストは1986年、2年連続のワールドチャンピオンを獲得しています。

ステファン・ヨハンソン:マクラーレン(1987年)

1987年のチームメイトはステファン・ヨハンソンで、この年のマクラーレンはプロストのNo.1体制となっています。
ステファン・ヨハンソンはドライバーとして明らかにプロストの格下でした。

しかし、強力なホンダエンジンを擁するウイリアムズに対抗することはできず、ロータスのアイルトン・セナにもポイントで遅れをとっています。

アイルトン・セナ:マクラーレン(1988年〜1989年)

1988年からセナ・プロ時代が到来します。

プロストはF1人生で最も強力なライバルをチームメイトとし、それでも1989年のドライバーズチャンピオンとなっています。

アラン・プロスト vs アイルトン・セナについては以下の記事をご参照下さい。

アイルトン・セナのライバルたち①「アラン・プロスト」
image photo by Stuart Seeger  アイルトン・セナの10年のF1レース人生において、ライバルをあげるなら、アラン・プロスト、ナイジェル・マンセル、ミハエル・シューマッハだと思います。 アラン・プロス...
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終わりに

ここまで、見ていくと確かにアラン・プロストを推すエクレストンの気持ちも分かります。

アラン・プロストの計算されつくしたようなレース運びは1984年のニキ・ラウダに学んだことが大きかったのかもしれません。

アラン・プロストが歴史に残る偉大なドライバーであることは間違いなく、セナとの確執もその偉大さを損なうものではないのでした。

© bluelady.jp

コメント

  1. 中村 より:

    お久しぶりです。少しずつ暑くなって来ましたですね(^.^)
    ルノー時代のプロストですが、アルヌーと組んでいたのは1981年と1982年の2年間だけで1983年はエディ・チーバーがチームメイトでした。
    1983年ブラバムBMWのネルソン・ピケとタイトル争いしていましたが、チーバーの援護アシストは期待出来ずプロスト自身単独で挑んでいました。

    プロストとアルヌーの関係ですが、
    1981年にプロストが前任のジャン・ピエール・ジャブイーユの後を引き継いでマクラーレンからルノーに移籍した時は、アルヌーがルノーのNo.1ドライバーでした。
    そのアルヌーを初年度からランキングで抜いたプロストが実質上のNo.1ドライバーとなった事からプロストとアルヌーの確執が始まったわけですね(アルヌーにして見れば後から加入したプロストに抜かれたのが面白く無かったと言う事ですね)
    その結果、1982年ルノーの地元フランスGPでチームオーダー発令(プロストを先行させる)を無視したアルヌーが優勝、プロストが2位となったのが決定的でした。
    この年、フェラーリでもビルヌーブとピローニの確執が問題となり、ビルヌーブは事故死亡、ピローニは重傷となりました。
    この事が、プロストのレース人生およびドライビングに影響を与えたのでしょうね。

    • Lin より:

      中村さん、ありがとうございます。
      仕事の締め切りがあって、書き込み出来ませんでした。
      でも、吉岡秀隆の金田一2作はしっかり見ました。

      F1は来月ですね。
      日本グランプリが中止になったのは寂しいですが、なるべく多くのレースをやってもらいたいです。

  2. 中村 より:

    管理者Lin様
    お疲れ様です。
    仕事の方がお忙しく御苦労様です。

    ホンダのホームグランプリが中止となって残念ですが、
    その分、来月からのレッドブルのホームグランプリが開幕戦となるので頑張って欲しいですよね(^.^)
    まずは幸先良くマックスのポールポジション獲得といきたいところですよね(^.^)

    NHKBSプレミアムで横溝作品やっていますね。
    吉岡秀隆と言うと、「北の国から」思い出します(^.^)

    • Lin より:

      明日から始まる「由利麟太郎」も楽しみにしてます。

      長谷川博己の金田一も見ましたが、これが、一番違和感がありました。
      金田一が感情出しすぎです。

  3. 中村 より:

    過去に金田一耕助を演じた俳優は数多くおられますが、後になればなるほど2番煎じ、3番煎じと言われて演じ難いのでしょうね(^.^)
    アレンジ加え過ぎてもファンに快く迎えらるかどうか?難しいですから

    大昔に東映時代劇スターの片岡千恵蔵氏が演じた金田一耕助は、スーツ姿にネクタイの格好でピストルなんか構えて全く原作とはかけ離れたストーリーだったようですね。
    あの高倉健氏も「悪魔の手鞠唄」で金田一耕助を演じてましたね。一度も映画を観た事が無いですが。
    由利先生シリーズでは「蝶々殺人事件」が代表作品ですね。
    横溝作品では、時代劇で「人形佐七捕物帖」と言う作品も有名ですね。
    土曜日の晩、横溝正史シリーズが始まる時間の前に、テレビ朝日系列で放送していました。まだ松平健氏主演「暴れん坊将軍」が放送される以前でした。

    • Lin より:

      中村さん、ついにF1始まりましたね。
      開幕戦はレッドブル・ホンダのリタイア残念でした。
      今度の土日こそ、歓喜を味わいたいです。

  4. 中村 より:

    管理者Lin様
    こんばんは
    久しぶりです。
    コメント遅れて、すいません。

    ついに開幕戦始まりましたが、残念な結果(レッドブルにとっては)となりました。
    しかし、収穫もありました。
    マックスが戦列離れて
    アルボンが、ハミルトンにアタック仕掛けて成功出来なかったですが、
    積極的な姿勢が良かったです。
    2人ともノーポイントは痛いでしたね(泣

    メルセデスもボッタスがポールtoウィンで良かったですが、ハミルトンが出遅れましたね。
    ハミルトン、予選でもペナルティ受けて動きが変です。
    2位でチェッカー受けましたが、ペナルティで4位が確定

    フェラーリのルクレールは、上手く2位をモノにしましたね(^.^)
    ベッテルからエースを引き継いだので、最良の結果を持ち帰らないとですね。

    今週、再度レッドブルリンクですね。
    レッドブルはリベンジ、メルセデスは2連勝、お互いに狙う。

    とうとうアロンソが、来年ルノーワークス入りですね。
    これが最後のF1人生となるか?

    ベッテルが、まだ移籍先決まっていませんが余談許しませんね。
    メルセデスワークスの2人も。

    来週こそは、レッドブルホンダの初勝利を願って。

    • Lin より:

      中村さん、ありがとうございます。
      毎週F1で興奮します。

      アロンソが帰ってくるのは予測されていましたが、決まってみるとうれしいです。
      ベッテルがレッドブルに戻れば万々歳なんですけど…
      どうなるでしょう。

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