Photo by Derek Springer
2009年からクリス・パインをキャスティングして、「スタートレック」がリブートしました。
最新の技術で蘇った映像は古いファンだけでなく新しいファンをも楽しませてくれました。
そして最新のニュースでTVシリーズが復活するということが明らかになりました。
参照:スタートレック、新テレビシリーズが2017年スタート(ロイター)
1966年から映像化され続けてきた作品
スタートレックの最初のTVシリーズは1966年に放送されました。
日本でも私が子供の頃、「宇宙大作戦」として何度も再放送されていたと記憶しています。
円盤形のエンタープライズ号のシルエットは今見ても特別なものです。
宇宙船といえば流線型という先入観を打破したエンタープライズ号は、当時、画期的なものでした。
「サンダーバード」や「宇宙戦艦ヤマト」になれてしまうとエンタープライズ号の壮大さに違和感すら覚えてしまいます。
スタートレックには当時から熱狂的なファンが多く、彼らは「トレッカー」と呼ばれています。
1977年、「スター・ウォーズ」が登場してからは、ファンが奪われてしまったかたちですが、熱心な「トレッカー」たちはスタートレックから離れることはありませんでした。
1966年のTVシリーズから2013年の映画「スタートレック イントゥ・ダークネス」まで、50年近くもの間、休むことなく映像化された作品だけに、今も「トレッカー」は増殖し続けています。
※「トレッカー」という呼び名については諸説あります。このページでの「トレッカー」は敬意を表すもので、決して揶揄するものではありません。
参照:トレッキー(フリー百科事典 ウィキペディア日本語版)
テレビシリーズを彷彿とさせる
2009年映画「スタートレック」
J・J・エイブラムス監督作品
私はそれほど熱心な「スタートレック」のファンではないつもりでした。
それというのも「新・スタートレック」の登場人物に馴染めず、見ることをやめてしまったからです。
私にとっての「スタートレック」は、子供の頃の「宇宙大作戦」でなければならなかったのです。
カーク船長やスポック、ウフーラ、マッコイ、チェコフといった登場人物がいてこそ、私には「スタートレック」として認識されるのでした。
「スタートレック」は派手さはありませんが、宇宙生活を見事なリアリティーを持って描ききった作品です。
派手な娯楽大作より、地味な感じの「スタートレック」方がカルト的な魅力がありました。
ところが、その認識を一変させる映画が2009年に公開されたのです。
ジェームズ・カークの若き日をクリス・パインが演じ、大迫力の娯楽大作として蘇ったJ・J・エイブラムス監督の「スタートレック」がそれです。
登場人物も以前のテレビシリーズのまま。
しかも若い彼らの活躍が見られるのです。
忘れていた「宇宙大作戦」が確実な存在感を持って帰還したのでした。
ミスター・スポック役のレナード・ニモイさんがご存命だったことも、この映画を際立たせるのに一役買っています。
今年2月、亡くなってしまいましたが、冷静沈着なミスター・スポックは永遠に語り継がれていきます。
さらに娯楽性を強めた
2013年「スター・トレック イントゥ・ダークネス」
クライマックスでの、カークの死やエンタープライズの地球落下はまさにど迫力。
それにスポックが若くアクションまで、こなしてくれます。
リアリティーと娯楽性の両方を手に入れたスタートレックを越えるスペースオペラはそう簡単には現れないでしょう。
この作品は全く新しい「スタートレック」として完全に私の心を捉えてくれました。
そして新たなTVシリーズ、新たなリブート映画は
50年を越えて
登場人物がどうなるのか分かりませんが、新たなTVシリーズは最初のTVシリーズから50年以上の時を越えて実現します。
そのドラマは確実に「トレッカー」を増やすことでしょう。
また、50周年の区切りで登場するのは、2016年夏、公開予定の「スター・トレック ビヨンド」。
監督は「ワイルド・スピード」のジャスティン・リンに替わってしまいますが、「スター・トレック イントゥ・ダークネス」を越える作品になることを期待してます。
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コメント
スタトレファンと言うより、アメリカ風に言うなら、トレッキー。
子供の頃テレビで見た「宇宙大作戦」(T.O.S.)のファンでした。
全話収録の廉価DVDBOXを買い、懐かしく見ています。
カーク船長、ミスター・スポック、ドクター・マッコイ。
ストーリーは陳腐ですが、いいんです。
今の新しい劇場版新シリーズもいいですね。
aladdindogsさん スタートレックのページへようこそ。
宇宙大作戦は夕方5時ぐらいに再放送やってたように思います。
「転送」ってコマンドで転送されることぐらいしか覚えていませんけれど…
同じようなシリーズでは「謎の円盤UFO」も記憶にあります。
宇宙人のUFOがきらきら回っててきれいでした。
5、6年前にスタートレックの映画を全部見ようとしたのですが、新スタートレックで挫折しました。やっぱりカーク船長じゃないとダメでした。
そう思っていたら、クリス・パインのシリーズがでて、2作品とも本当に昔からのファンを喜ばせてくれるツボを心得ていました。
スポックのレナード・ニモイさんが出演できたことは本当に喜ばしいことでした。
昨年亡くなったときにはやはり悲しかったです。
新しいTVシリーズも早くみたいです。