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ロバート・フリップのギターが炸裂するロックアルバム「スケアリー・モンスターズ」デヴィッド・ボウイの集大成となった1980年の作品(ベスト・オブ・ボウイ)

Fool

「スケアリー・モンスターズ」はデビッド・ボウイのキャリアを総括するような傑作アルバムです。

「Ashes To Ashes」でトム少佐を葬り去ったり、「Fame」を思わせる「Fashion」のようなファンキーな曲も含まれています。

作詞にも「ダイアモンド・ドッグス」で試行したカット・アップ手法が使われていたりします。

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アルバム「スケアリー・モンスターズ」のレビュー

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過去記事でこのアルバムのレビューをきっちりとやっていましたので、詳しくは以下の記事を参照していただくといいかもしれません。

【スケアリー・モンスターズ / 1980.9.12発表】デヴィッド・ボウイのもう一つの最高の曲「アッシュズ・トゥ・アッシュズ(Ashes To Ashes)」を含む「Scary Monsters And Super Creeps 」ロバート・フリップのギターが最高!
Photo by Don Kasak  デヴィッド・ボウイで最もキャッチーな曲のひとつ「アッシュズ・トゥ・アッシュズ(Ashes To Ashes)」を含む最高のアルバムの一つが「スケアリー・モンスターズ(Scary Monsters (A...

ここでは、アルバムの収録曲を記載しておきます。

Scary Monsters

  1. It’s No Game (Part 1)
  2. Up The Hill Backwards
  3. Scary Monsters (And Super Creeps)
  4. Ashes To Ashes
  5. Fashion
  6. Teenage Wildlife
  7. Scream Like A Baby
  8. Kingdom Come
  9. Because You’re Young
  10. It’s No Game (Part 2)
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Ryko盤ボーナストラック

冒頭でスケアリー・モンスターズを「デビッド・ボウイのキャリアを総括するような傑作アルバム」と評しました。

このことは、Ryko盤のボーナストラックにもよく表れています。

Ryko Bonus Track

  1. Space Oddity
  2. Panic In Detroit
  3. Crystal Japan
  4. Alabama Song

「Space Oddity」はフィリップス・デビューアルバム収録曲のアコースティック・バージョンだし、「Panic In Detroit」はアラジン・セインからのリメイクです。

「Crystal Japan」はロウを彷彿とさせるアンビエントで、「Alabama Song」はベルトルト・ブレヒトとクルト・ワイル共作曲の素晴らしいカバーです。

この4曲だけでも、ボウイのキャリアを見事に総括しています。

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パニック・イン・デトロイトはさらにヒーザンでも

このRyko盤の「Panic In Detroit」はアルバム「Heathen」のボーナス・ディスクでも収録されることになります。

「Heathen」の時期は「ロウ」の全曲再現ライブを行った特別な時期です。
「レッツ・ダンス」以降ボウイから離れることになったトニー・ヴィスコンティーも、アルバム「ヒーザン」から戻ってきました。

ボウイはひょっとすると「スケアリー・モンスターズ」から「ヒーザン」へキャリアを繋げたかったのかもしれません。

「Panic In Detroit」はデヴィッド・ボウイのキャリアを表現する上で、象徴的な曲となりました。

ベスト曲はどうあがいても…

「スケアリー・モンスターズ」からの1曲は「Ashes To Ashes」しか考えられません。決定です。

しかし、ロバート・フリップはとてもいい仕事をしているので、他にもいっぱい佳曲が詰まったアルバムとなりました。

8曲目の「Kingdom Come」まで、どれを選んでもいいような出来です。(9曲目「Because You’re Young」のギターはピート・タウンゼント)

1980年発表のこのアルバムはボウイを代表する傑作アルバムとなりました。

© bluelady.jp

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コメント

  1. aladdindogs より:

    悩んだ挙句、
    「Up The Hill Backwards」にします。
    この曲は悪名高いグラススパイダー・ツアーのライブリストに加わりました。

    • Lin より:

      aladdindogsさん、ありがとうございます。

      一つ質問ですが、シリアス・ムーンライト・ツアーの公式ライブアルバムは出てませんよね?

      この後「レッツ・ダンス」「トゥナイト」とアルバムが続いていきますが、このあたりから曲を選ぶ作業はテンションが下がります。(私の場合)

      ページを起こしていたら、この頃のライブアルバムがないんじゃないかと気づきました。

  2. aladdindogs より:

    そうなんです。あれだけ大規模で世界ツアーをしたんですが、公式にはビデオしか出ていません。
    ブートではカナダ、モントリオールのラジオ音源が有名です。

    ステステ時も当初は公式ライブ盤は出ませんでしたが、後の再発特別盤でやはり、有名ラジオ音源ブート「ナッソー’76」が公式として出ましたので、私の以前からの予想で「レッツダンス」スペシャル・エディション再発の際に公式ライブとしてセット発売されるのではないかと思っています。

    そう言えば「グラスパ」のライブも当初はビデオだけでしたが、DVDの再発時にライブラジオ音源のCDがセットされ公式発売されましたが、これもブートでは有名な音源でした。

    • Lin より:

      aladdindogsさん、ありがとうございます。

      やっぱり、公式ライブ盤はないんですね。
      すでに「トゥナイト」までページを書いているんですが、「トゥナイト」を出すくらいなら「シリアス・ムーンライト・ツアー」のライブ盤を出した方がよかったんではないかと思ってしまいました。

      それと、ボウイは「ラヴィング・ジ・エイリアン」はデモの方が素晴らしいと言っていたのですが、このデモ版も公式発表して欲しいです。

      1970年代のデモはけっこう公式発表されているので、それ以降も聴いてみたいですね。

  3. カラアゲボーイ より:

    Teenage wildlife で!お願いします!
    このボウイの歌い方大好きです。
    ギターも超かっこいい。

    アッシェズも。よろしくです!

    • Lin より:

      カラアゲボーイさん、ありがとうございます。

      「Teenage Wildlife」を聴いています。
      「スケアリー・モンスターズ」はどの曲もいいですね。
      大好きなアルバムです。

  4. J より:

    迷います。。
    前半は特に名曲揃いですしね。後半やや退屈なのですが。。
    表題曲のscary monstersですかな。

  5. たこべい より:

    ・Ashes To Ashes

    聴き返すと、「ロジャー」もですがいいアルバムだとは思うのですが。
    ここから暫くは、ちゃんと聴いてないので書き込みは休憩に入ります。
    前にも書きましたが、New Wave とかワールドミュージック、ファンクとかに夢中に
    なってました。深く聴きこむより、いろんなものに手を出す方が好きなのだと思います。

    • Lin より:

      たこべいさん、ありがとうございます。
      また書き込みまってます。
      ボウイの記事はベスト以外にも続けていきたいと思ってます。

      ボウイ以外にもおすすめのミュージシャンも紹介していただけるとうれしいです。

      それに、実は別サイトも準備しています。
      ベスト・オブ・が終わるぐらいには告知したいと思っているのですが…

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