デヴィッド・ボウイがソロ復活を遂げた「ブラック・タイ・ホワイト・ノイズ」は「★」とは対極にあるジャズ・ファンク・アルバム(ベスト・オブ・ボウイ)

trumpet

ティン・マシーンのプロジェクトを終えたデヴィッド・ボウイは「ブラック・タイ・ホワイト・ノイズ」でソロ活動を再開します。

このアルバムはジャズテイストのアルバムで、その意味では「★」に類するアルバムです。
しかし、モデルのイマンと結婚した直後に制作されたこのアルバムは「★」と対極をなすように明るく活力に満ちたアルバムになりました。

プロデューサーに「レッツ・ダンス」と同じナイル・ロジャースを迎え商業的にも成功させようという意気込みが表れています。

「レッツ・ダンス」と違うのはナイル・ロジャース任せではなく、デヴィッド・ボウイがアルバム制作を仕切っていることです。

「レッツ・ダンス」と比べてみると、こちらのアルバムの方がはるかに実験的で、優れたブラック・ミュージックを奏でています。

このアルバムの特徴は要所要所でレスター・ボウイのトランペットが聴けることです。
より洗練されたブラック・サウンドを創り出すことに一役かっていることがよく分かります。

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アルバムを通して元気なボウイが聴けるが少し単調か?

ブラック・タイ・ホワイト・ノイズ

「ブラック・タイ・ホワイト・ノイズ」はデヴィッド・ボウイのボーカルも元気です。
ジャケットからも幸せそうな雰囲気が伝わってきます。

Black Tie White Noise

  1. The Wedding
  2. You’ve Been Around
  3. I Feel Free
  4. Black Tie White Noise
  5. Jump They Say
  6. Nite Flights
  7. Pallas Athena
  8. Miracle Goodnight
  9. Don’t Let Me Down & Down
  10. Looking For Lester
  11. I Know It’s Gonna Happen Someday
  12. The Wedding Song

さらにイマンとの結婚を祝福するかのようなインスト曲が配置され、おのろけも溢れてくるようです。

このアルバムでは盟友のミック・ロンソンのギターも聴けます。
残念なことにガンにかかっていたため、「I Feel Free」がボウイとの最後のパフォーマンスとなってしまいました。

また、ティン・マシーン時代にリーブス・ガブレルスと作った曲「You’ve Been Around」もはるかに洗練された曲に仕上がっています。

ピアノではマイク・ガーソンも参加して、ボウイ組が集結していることが分かります。

しかし、アルバム全体としては少し単調な印象を受けてしまうのは私だけではないはずです。

ベスト曲にティン・マシーンの曲を選ぶ

私は前回のベスト・オブ・ボウイの記事で「ティン・マシーンⅡ」に最低評価を与えているのですが、このアルバムでは「ティン・マシーンⅡ」に収録される予定だった曲「You’ve Been Around」をベスト曲としておきます。

リーブス・ガブレルスのギターもやかましくなくミックスされていますし、レスター・ボウイのトランペットもイカしています。

また、「チェ・チェ・チェ・チェンジド」のフレーズも折り込まれて、ボウイの曲として見事に再生されています。

© bluelady.jp

www.bluelady.jp – recommendation

ブラック・タイ・ホワイト・ノイズ

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コメント

  1. さむたいら より:

    Linさん、こんばんは。お言葉に甘えまして、Tonightから遡りでマイ・ベスト・トラックスをまとめて書かせていただきます。長くなってしまい申し訳ありません。
    “Tonight”からはNeighborhood threat(客観的には明らかにLoving…ですが声に思い入れがありまして)
    “Let’s dance”からはChina girl(イギーが続きました。man who wants to rule the worldのシャウトが響きます)
    “Scary monsters”からはTeenage wildlife(Ashes..と非常に悩みましたが、多彩なめくるめくボーカルに魅かれます)
    “Lodger”からはFantastic voyage(最高のオープニング曲の一つだと思います)
    “Heroes”からは”Heroes”(もちろんアルバムverのフルレンスの方です)
    “Low”からはAlways crash in the same car(得も言われぬヘンテコな感じが良いのです)
    “Station to station”からはStation to station(並みのプログレを遥かに超えてます)
    “Young Americans”からはFame(アルバムからは浮いていますがリフがユニークすぎます)
    “Diamond dogs”からはCandidate(できれば前後のSweet thingとのメドレーでエントリーしたいところです)
    “Pin-ups”からはSee Emily play(ピアノとハープシコード、複層的なコーラスが不思議な良さですね)
    “Aladdin Sane”からは選びきれませんでしたので、Aladdin SaneとTimeでお願いします(前者はピアノソロが言わずもがななのですが、後者はピアノとギターのぶつかり合いがたまりません)
    “Ziggy Stardust”からはStarman(悩みましたが、自然に口ずさむコーラスの良さで初心に帰りました)
    “Hunky dory”からはLife on Mars?(ピアノの低音オクターブを含め完璧すぎます。これに着目した英国ドラマも素晴らしいです)
    “The man who sold the world”からはThe supermen(正直にはZiggyのボーナス版の方がクリアで良いのですが)
    “Space oddity”からはSpace oddity(どこからどう聴いても完璧な曲の一つです)
    最後に、Black tie white noiseからは、これも悩みましたが、スコット・ウォーカー愛に溢れたNite Flightsでお願いいたします(先輩も同時代も後輩も素直にリスペクトするのがボウイならではだと思います)。

    • Lin より:

      さむたいらさん、ありがとうございます。
      「ベスト・オブ・ボウイ」のページに追記させていただきます。

  2. aladdindogs より:

    私も「You’ve Been Around」を選ばせていただきます。
    レスター・ボウイを参加させるなんて、ロック・ミュージシャン中々いないです。
    それでもって、次のアルバムが「1.OUTSIDE」ですから、やはりボウイは凄いです。

    • Lin より:

      aladdindogsさん、実は次は「ブッダ・オブ・サバービア」のページをアップする予定です。
      「1.OUTSIDE」の記事も昨日書いたのですが、しばらくお待ち下さい。

  3. J より:

    確かに★のtis pity she was a whoreとかyou’ve been aroundに似てますね。。
    自分はやはりシングルのjump they sayですかね(^ω^)

  4. カラアゲボーイ より:

    タイトルトラックBlack Tie White Noiseで!
    初めて買ったボウイのオリジナルアルバム。思い入れがあります。