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圧倒的なルイス・ハミルトン、ライコネンのスピンでメルセデスに表彰台独占を許す結果に。マクラーレン・ホンダは信頼性の問題でダブルリタイア。(F1 2015第7戦:カナダGP決勝)

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photo by Paul Williams

6月7日、カナダ・モントリオール「ジル・ビルヌーブ・サーキット」でF1カナダGP(全70周)が開催されました。

このサーキットは長短のストレートをシケインとヘアピンでつないだストップ・アンド・ゴーのサーキットで燃費にきついコースです。
そのためパワーユニットの性能が勝敗を決することが予想されていました。

また、ウォールが近く、最終シケインは最もマシンコントロールが難しい場所。セイフティーカーの出動も多く見られるため、戦略的にも難しいと言われています。
タイヤはモナコ同様、スーパーソフトとソフトタイヤが採用されています。

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各所でバトルは見られるが、ハミルトンの強さが圧倒的でレースの趨勢は変わらず

ポール・トゥ・ウインが少ないサーキットと言われていますが、ハミルトンがこのサーキットでポールに立ったときは過去2回ポール・トゥ・ウインを達成しています。
結果から言ってしまうと、このサーキットでハミルトンは4勝目、3回目のポール・トゥ・ウインを達成しました。
燃費がきついサーキットで、ロズベルグとの間合いを計りながら余裕をもっての優勝です。

予想に反してセイフティーカーはなく、波瀾は起きませんでした。
予選の結果で全てが決まってしまった感じです。
ここまで強いと今年のF1はハミルトンで決まりですね。

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予選のトラブルで後退したベッテルとマッサの動きが目立ったレース

トラブルのため予選Q1で敗退してしまったベッテルとマッサですが、さすがに車の力があるだけに動きがクイックでした。

ベッテルは土曜フリー走行において赤旗中のオーバーテイクペナルティーをとられ、さらに順位を下げて18番手からのスタートです。
そこから、追い上げを見せるベッテルは、かなりアグレッシブでした。
ヒュルケンベルグをはじき飛ばしても、前に行く姿勢がベッテルらしく目を惹きました。

マッサもメルセデスパワーを見せつけオーバーテイクを重ねます。
ストレートでのパワー差が顕著でした。

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キミ・ライコネンに何が起きたのか? フェラーリの連続表彰台を逃す。

3位を走行していたライコネンは27周目、スーパソフトタイヤからソフトタイヤへスイッチ。
アウトラップのヘアピンを抜けたところで、スピンを喫してしまいます。
ライコネンはすぐさま無線で「去年と同じトラブル」と報告していることから、スロットルマップのトラブルが疑われました。
TV解説でもフライ・バイ・ワイヤのトラブルではないかとの憶測がありましたが、実際にははっきりしていません。

このライコネンのスピンによって、ウイリアムズのボッタスに先行を許し、ゴールまで追いつくことが出来ませんでした。
ベッテルが予選で後退してしまっただけに、ライコネンのこの結果は非常に残念です。

2トークンを使用したマクラーレン・ホンダの状況

2つのトークンを使用してパワーユニットをアップグレードしてきたホンダに期待しましたが、信頼性が確保できず無残な結果になりました。

ジェンソン・バトンは5基目のMGU-Kとターボチャージャーを使用

予選に出走することも出来なかったバトンは結局、MGU-Kとターボチャージャーを交換。
そのため15グリッド降格処分を受けることになるのですが、もともと最後尾だったバトンは15グリッド降格を消化できず、スタートから3周以内のドライブスルーペナルティーとなってしまいました。

未消化のグリッド数に応じて次のタイムペナルティが科せられる。
残りグリッド数が1から5の場合: 5秒ペナルティ(最終のレースタイムに加算)
残りグリッド数が6から10の場合: 10秒ペナルティ(最終のレースタイムに加算)
残りグリッド数が11以上の場合: ドライブスルーペナルティ

出典:「フェルスタッペン、エンジン交換で降格処分は15に」ESPNF1

燃料セーブを拒んだフェルナンド・アロンソ

オープニングラップでは11番手まで上がったアロンソでしたが、ストレートで次々に他車にパスされます。
しかも、序盤の26周目、アロンソに燃料セーブの指示がピットから…
この指示をアロンソは無視。
ホンダはストレートで他車にまったくついて行けず、アロンソのフラストレーションが分かります。

遅い上に燃料までくうホンダのパワーユニットって?
今回のアップグレードに疑問が残ります。

結局ダブルリタイア

フェルナンド・アロンソは45周を周回してパワーを失いリタイア、ジェンソン・バトンも55周を走行してリタイヤしてしまいました。
現時点ではエキゾーストトラブルとの情報があります。

参照:「2015年第7戦ドライバーコメント決勝」ESPNF1

今回のようにトークンを使ったバージョンアップの度に信頼性問題が起きるのは仕方ない面もありますが、なんとか頑張って欲しいです。
現代F1はテストが禁止されているわけですが、このレギュレーションはおかしいのではないかと思うこの頃です。

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