書籍の電子化・自炊のはじめ方
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F1 2015前半戦を振り返る。現実のレースがメルセデスの独走でつまらない方は、F1公式ゲームの「F1 2015」でストレスを発散しましょう!(F1 2015)

F1 2015

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image by katsch1969

F1は夏休み中で、次のベルギーGPから後半戦に突入します。
前半戦を終了したので、今期を振り返っておきたいと思います。

最後にF1公式ゲーム情報もあります。

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開幕前

開幕前が最もアツかったかもしれません。
マクラーレン・ホンダの復活が期待させてくれたからです。

2年の自由なパワーユニットの開発期間をメリットとして捕らえていました。ところが、それは間違った見方だったのです。
F1で戦い続けていたマニュファクチャラーは4年の開発と実践の経験があったわけです。

それをひっくり返すということは並大抵のことではなかったのです。

2月から始まったプレシーズンテストは惨憺たる状況で、マクラーレン・ホンダは走ることもままならなかったのでした。

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開幕戦オーストラリアGP:ジェンソン・バトン完走

優勝:ハミルトン
2位:ロズベルグ
3位:ベッテル

メルセデスの圧倒的な速さは誰の目にも明らかでした。
しかし、ベッテルが表彰台に上がったことは、昨年のレッドブルでの不調を感じさせない明るさもありました。

マクラーレン・ホンダはテストでの事故のためフェルナンド・アロンソを欠き、代役としてケビン・マグヌッセンが走る予定でした。
しかし、レコノサンス・ラップでパワーユニットが壊れるというアクシデントで、出走できなかったのです。

そうした中、ジェンソン・バトンはエンジン出力を絞りながら完走を果たします。
やっとロングランのテストができたマクラーレン・ホンダでした。

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第2戦マレーシアGP:フェラーリ・イズ・バック!

優勝:ベッテル
2位:ハミルトン
3位:ロズベルグ

序盤にセーフティーカーが入る展開で、コースにとどまったベッテルが優勝。
2戦目にしてフェラーリに勝利をもたらしました。

フェラーリはデグラデーション性能が高く、タイヤを持たせる作戦に出ましたが、メルセデスはタイヤ交換が必要でした。

圧倒的に見えたメルセデスが破れたことで、シーズンが面白くなることが期待されました。

マクラーレン・ホンダはダブル・リタイアで信頼性のなさが目立ちました。
マクラーレンの車の特徴は「サイズ・ゼロ」といわれるパッケージで、パワーユニットの小型化と空力性能の向上を目指したものでしたが、熱害に対応することができず、フルパワーが出せないという状況でした。

第3戦中国GP:メルセデス盤石のレース

優勝:ハミルトン
2位:ロズベルグ
3位:ベッテル

終始、メルセデスがトップを独走し、ベッテルは離れてついていくという面白くないレース。
マクラーレン・ホンダはダブル完走でしたが、まだまだ、レースがテスト状態です。

第4戦バーレーンGP:ライコネンのスタートが光る

優勝:ハミルトン
2位:ライコネン
3位:ロズベルグ

スタートでライコネンがロズベルグをパスします。
これがレースのポイントとなって、ライコネンは一時はトップを走行する活躍を見せます。
最後はハミルトンに抜かれてしまいましたが、2013年韓国GP以来の表彰台となりました。

マクラーレン・ホンダはバトンがトラブルでレースに出走できず、アロンソが11位完走を果たしています。
まだまだ、テストは続く。

第5戦スペインGP:フェラーリの車はハードタイヤに弱い

優勝:ロズベルグ
2位:ハミルトン
3位:ベッテル

ロズベルグがポールで決勝。
ベッテルはスタートで、ハミルトンを抜き前回のライコネンの様な活躍が期待されましたが、ハードタイヤでのスピードがメルセデスに及ばず、結局メルセデスのワンツーとなってしまいました。

マクラーレン・ホンダはバトンが16位で完走ですがアロンソはリタイヤしてしまいました。

第6戦モナコGP:フェルスタッペンの事故でセーフティーカーが挿入され、予期せぬ結果に

優勝:ロズベルグ
2位:ベッテル
3位:ハミルトン

終盤、フェルスタッペンが事故。セーフティーカー導入と同時に何を思ったか、トップを独走していたハミルトンがタイヤ交換を行い、3位転落。

ハミルトンの思い込みとチームの判断ミスが重なって、ハミルトンはモナコのレースを落としてしまいました。

棚ぼたとなったのはロズベルグ。モナコ3連覇となりました。

マクラーレン・ホンダのバトンは8位となり、初ポイントを獲得しています。
低速サーキットが功を奏した形です。

第7戦カナダGP:燃費がきついサーキットで全力走行しない現代F1がもどかしい

優勝:ハミルトン
2位:ロズベルグ
3位:ボッタス

フェラーリはベッテルが予選で失敗して後方から追い上げる展開。
しかし、ライコネンはメルセデスを追い、表彰台が期待されました。
ところが、タイヤ交換後コーナーでスピンをきっし表彰台を逃す結果になりました。

このレースは燃費がきついことから、どの車も燃費走行に徹していました。
そんな中で、燃費走行を拒んだアロンソの気持ちが分かります。

2トークンを使用してパワーユニットの改善を図ったマクラーレン・ホンダはダブルリタイアとなっています。
信頼性、全くなし。

このレースでマックス・フェルスタッペンがエンジンペナルティーを受けています。

第8戦オーストリアGP:マクラーレン・ホンダとレッドブルがエンジンペナルティー

優勝:ロズベルグ
2位:ハミルトン
3位:マッサ

オープニング・ラップでアロンソはクラッシュ。バトンも8周でリタイヤし、マクラーレンホンダは信頼性が改善されません。

ロズベルグがリードしたまま、レースは終了しましたが、このレースはマッサの笑顔だけが印象に残った、つまらないレースでした。

第9戦イギリスGP:ウイリアムズはワンツー態勢を活かせず。

優勝:ハミルトン
2位:ロズベルグ
3位:ベッテル

マッサがスタートを決め、レースをリードします。ボッタスもセーフティーカー空けにハミルトンをパスし、ワンツー態勢に。

いつもと違った展開でしたが、途中から降りだした雨で、レースは混乱します。
ベストなタイミングでピットに入ったハミルトンがトップへ躍進。ウイリアムズは徐々に後退し、雨の弱さを露呈します。

結局メルセデスのワンツーとなりました。

マクラーレン・ホンダはインシデントを避けたアロンソとジェンソン・バトンが接触しリタイアしましたが、アロンソは雨に助けられ10位。初ポイントを獲得しています。

第10戦ハンガリーGP:アクシデントが多発しメルセデスが自滅

優勝:ベッテル
2位:クビアト
3位:リカルド

オープニング・ラップでフェラーリがメルセデスをパス。ワンツー態勢になりますが、ライコネンのトラブルが残念です。

ロズベルグはタイヤ戦略をミスし、レッドブルの2人にポジションを明け渡します。ハミルトンはいつになく、バタバタが目立ち自滅してしまいます。

その他にもアクシデントが多発。そんな中2人のワールドチャンピオンを擁したマクラーレン・ホンダはダブル入賞という結果になりました。

メルセデスの優位はいつまで続くのでしょうか?
ロズベルグもふがいないので、ハミルトンが圧倒的な気がします。
後半は違う展開になることを期待してます。

もう少し、マクラーレン・ホンダに焦点を当てたかったのですが、次に譲ります。

最後に:F1公式ゲーム「F1 2015」が出た!

F1公式ゲーム『F1 2015』(PlayStation4/Xbox One)が出ましたね。
ストレスのたまるマクラーレン・ホンダに我慢できない方はこれで、発散できます。
すごいリアルです。

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