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コストパフォーマンスが高い評伝「デヴィッド・ボウイ: 変幻するカルト・スター 」

吉村栄一が書いた「評伝デヴィッド・ボウイ – 日本に降り立った異星人(スターマン)」と同時に届いたのが野中モモの「デヴィッド・ボウイ – 変幻するカルト・スター -」です。

「デヴィッド・ボウイ – 変幻するカルト・スター -」は、最近多数発売されているデヴィッド・ボウイの関連書籍の中では比較的低価格の本です。

この本はデヴィッド・ボウイの公式本「デヴィッド・ボウイ・イズ」の翻訳者が書いたということで買ってみました。

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デヴィッド・ボウイ:変幻するカルト・スター

デヴィッド・ボウイ: 変幻するカルト・スター (ちくま新書1234)
デヴィッド・ボウイ: 変幻するカルト・スター (ちくま新書1234) image by Amazon

この本の特徴は低価格のわりによくまとまっているということでしょうか。

しかし、本の装丁は、どうも教科書の副読本みたいでいただけません。

同時に届いた「評伝デヴィッド・ボウイ – 日本に降り立った異星人(スターマン)」とくらべると購買意欲が減退します。

しかし、内容は別です。

デヴィッド・ボウイの登場から「Lazarus」までデヴィッド・ボウイのほとんどが網羅されています。

それに、野中モモはかなりの力量を持ったライターのようです。

……

ただし、この教科書然とした作りにはマイナスイメージがあります。

最悪なのが巻末の「主要参考文献」の一覧です。

これを見てしまうと優秀なライターが資料を集めてまとめた「よくできた本」という印象しか得られません。

実際、パオロ・ヒューイットやデヴィッド・バックレーの書籍を読んだことがある方には、あまりおすすめできません。

……

吉村栄一が書いた「評伝デヴィッド・ボウイ – 日本に降り立った異星人(スターマン)」には著者の愛情といったものがにじみ出ていたのですが、「デヴィッド・ボウイ – 変幻するカルト・スター -」からはそういったものを感じませんでした。

本の価格の違いが影響しているのかもしれません。

または、副題のコンセプトのせいかも…「変幻するカルト・スター」はあまりにも使い古されたキャッチです。

(辛口ですみません)

……

近作「★」や「デヴィッド・ボウイ大回顧展」等でデヴィッド・ボウイに興味を持った方やボウイの評伝を読んだことがない方にはベストチョイスの書籍であることは間違いありません。

これを読めばボウイ通になれるお得な本だと思いました。

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デヴィッド・ボウイ: 変幻するカルト・スター (ちくま新書1234)

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