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フェルナンド・アロンソの大クラッシュが勝負の綾(F1 2016開幕戦:オーストラリアGP)

Australian-gp
Photo by J.H. Sohn 2014 Australian F1 Grand Prix

 

物議を醸した予選方式も今回だけで廃止されたことが発表され安堵しました。

予選方式が変更されないことになったようです。F1の優柔不断さには、まいりました。
ハミルトンのコメントが正しいように思います。

参照 バーレーンでは予選方式の変更なし(ESPN F1)

参照 ハミルトン、F1の改善策を語る(ESPN F1)

……

開幕戦オーストラリアGPの決勝、快晴のアルバートパーク・サーキットで実際のマシンのスピードが見られることを期待しました。

ところが1つのアクシデントが勝負に大きくひびくことになったのです。

……

今年はformula1.comのサービスが充実したので、F1 ACCESSの動画を参照しながら振り返えっていきます。

参照 F1 ACCESS(formula1.com)

レースのハイライトが5分30秒程度の動画にまとめられています。
2時間におよぶレースも5分程度にまとめられてしまうことが悲しくもあります。

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2016年F1もメルセデスとフェラーリが軸に

レースのスタートは順調とは言えず、レッドブルのクビアトがスターティング・グリッドにつけないというアクシデントに見舞われます。
そのためフォーメーションラップのやり直し57周レースとなっています。

フロントグリッドはメルセデス勢でしたが、フェラーリ勢の素晴らしいスタートによって、フェラーリのワンツー態勢が築かれます。
ハミルトンはスタートを失敗し、オープニングラップではロズベルグについていくことすら出来ません。

こうして先行するフェラーリをメルセデスが追いかけるという最も理想的な形になりました。

その後、キミ・ライコネンはマシントラブルによってリタイアすることになってしまいます。
これは、フェラーリの大幅なパワーユニットのアップグレードに起因するものかもしれません。信頼性の面では不安が残る結果です。

とは言え昨年と同様のパワーバランスは変わらず、今年もこの2チームがレースを引っ張ることになりそうです。

参照 Race highlights – Australia 2016(formula1.com)

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フェルナンド・アロンソとエステバン・グティエレスの大クラッシュで赤旗

18周目、その事故は起こりました。
13周目タイヤ交換を行ったフェルナンド・アロンソは、落とした順位をリカバリーするためプッシュを続けていました。

その前を遮ったのはハースのグティエレスです。
DRSを使ってグティエレスをパスしようとしたアロンソはグティエレスを交わしきれず右フロントタイヤと左リアタイヤが接触し宙をまう大クラッシュを招いてしまいます。

参照 Race: Huge crash as Alonso and Gutierrez bring out the red flag(formula1.com)

私にはスピードを落としたグティエレスがふらふらと狭いコースの真ん中を走行していたのが原因のように見えました。

レース後のアロンソのコメントによると、スリップから抜け出した後のレーシング・インシデントのようです。なにはともあれ、アロンソに怪我がなかったことが幸でした。

このアクシデントによって赤旗、再スタートとなります。
その後の各チームのタイヤ戦略によって勝負が決することになってしまいました。

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赤旗再スタート後のタイヤ戦略が勝敗を分けることに

トップで再スタートを切ったベッテルでしたが、ピットストップを予定して、ユーズドのスーパーソフトタイヤを履いています。

それに引き替えメルセデス勢はロズベルグが新品のミディアムタイヤ、ハミルトンがユーズドのミディアムタイヤを選択しました。
タイヤ交換なしで、チェッカーまで走りきる戦略に出たのです。

これが功を奏し、メルセデス勢がワンツーフィニッシュになっています。

ベッテルが表彰台インタビューで述べたように、フェラーリの攻めの姿勢が足りなかったことが敗因だったのかもしれません。

不運なマクラーレン・ホンダ

マクラーレン・ホンダのジェンソン・バトンは14位でフィニッシュしています。
この結果はアロンソのクラッシュによって赤旗となったことが原因です。

バトンは16周目にタイヤ交換を行ったため10位から18位に順位を落としています。
この順位を挽回することなく、赤旗再スタートとなったために入賞の望は絶たれてしまいました。
さらにバトンは再スタート後、スーパーソフトでスタートし、タイヤ交換を行っているため戦略的にも失敗と言えます。

それに引き替えハースのグロージャンはアロンソのクラッシュ前にタイヤ交換を行っておらず。赤旗後、ポイント圏内からスタート、ミディアムタイヤで走りきり6位入賞の好成績を収めています。

マクラーレン・ホンダはポイント獲得可能なペースを持っていますので、今後のレースに期待したいと思います。

ただし、アロンソはこのレースのアクシデントで、パワーユニットを大破させています。
次戦に交換を余儀なくされるので、今後のレースにも影響するかもしれません。
長いシーズンでのエンジン戦略に懸念を残すことになりました。

……

その後、以下の2つのニュースがあって、一体どちらなんでしょうね?
最近のF1情報はいい加減なものが多すぎます。

参照 フェルナンド・アロンソ、F1バーレーンGPで2基目のエンジンを投入(F1-Gate.cpm)

参照 フェルナンド・アロンソ、エンジンとギアボックスは無事(F1-Gate.com)

結果

オーストラリアGP 2016

順位 ドライバー チーム ポイント
1 ニコ・ロズベルグ メルセデス 25
2 ルイス・ハミルトン メルセデス 18
3 セバスチャン・ベッテル フェラーリ 15
4 ダニエル・リカルド レッドブル 12
5 フェリペ・マッサ ウィリアムズ 10
6 ロマン・グロージャン ハース 8
7 ニコ・ヒュルケンベルグ フォース・インディア 6
8 バルテリ・ボッタス ウィリアムズ 4
9 カルロス・サインツ トロ・ロッソ 2
10 マックス・フェルスタッペン トロ・ロッソ 1
11 ジョリオン・パーマー ルノー
12 ケビン・マグヌッセン ルノー
13 セルジオ・ペレス フォース・インディア
14 ジェンソン・バトン マクラーレン
15 フェリペ・ナッセ ザウバー
16 パスカル・ウェーレイン マノー
r(38) マーカス・エリクソン ザウバー
r(21) キミ・ライコネン フェラーリ
r(17) リオ・ハリアント マノー
r(16) フェルナンド・アロンソ マクラーレン
r(16) エステバン・グティエレス ハース
r(0) ダニール・クビアト レッドブル

ドライバーズランキング

順位 ドライバー(チーム:No) ポイント
1 ニコ・ロズベルグ(メルセデス:6) 25
2 ルイス・ハミルトン(メルセデス:44) 18
3 セバスチャン・ベッテル(フェラーリ:5) 15
4 ダニエル・リカルド(レッドブル:3) 12
5 フェリペ・マッサ(ウイリアムズ:19) 10
6 ロマン・グロージャン(ハース:8) 8
7 ニコ・ヒュルケンベルグ(フォース・インディア:27) 6
8 バルテリ・ボッタス(ウイリアムズ:77) 4
9 カルロス・サインツ(トロ・ロッソ:55) 2
10 マックス・フェルスタッペン(トロ・ロッソ:33) 1
11 ジョリオン・パーマー(ルノー:30) [11]
12 ケビン・マグヌッセン(ルノー:20) [12]
13 セルジオ・ペレス(フォース・インディア:11) [13]
14 ジェンソン・バトン(マクラーレン:22) [14]
15 フェリペ・ナッセ(ザウバー:12) [15]
16 パスカル・ウェーレイン(マノー:94) [16]
マーカス・エリクソン(ザウバー:9)
キミ・ライコネン(フェラーリ:7)
リオ・ハリアント(マノー:88)
フェルナンド・アロンソ(マクラーレン:14)
エステバン・グティエレス(ザウバー:21)
ダニール・クビアト(レッドブル:26)

コンストラクターズランキング

順位 チーム ポイント
1 メルセデス 43
2 フェラーリ 15
3 ウィリアムズ 14
4 レッドブル 12
5 ハース 8
6 フォース・インディア 6
7 トロ・ロッソ 3
8 ルノー [11]
9 マクラーレン [14]
10 ザウバー [15]
11 マノー

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