photo by John Lodder
表紙がHIRAISTに似ていると話題になっていたSFマガジン2015.4号ですが、その時、注文した次巻・SFマガジン2015.6号が来ました。
目当ては「2000番到達記念特集 ハヤカワ文庫SF総解説 PART2」です。
※今回は「平井和正の世界」に分類しませんでした。
ハヤカワ文庫SF総解説 PART2 [501〜1000]
写真の内容は違ってますが、前回と同じ表紙デザインでSFマガジン2015.6号が刊行されました。
表紙を見ただけで、楽しくなる構成ですね。
ただ、今回は4月号より知っている本が少なかったんです。
と言うのも、私の世代のせいです。
今回の特集は、私が学生時代のものは、ほとんどありませんでした。(平井作品もありませんでした)
私が懐かしかったのは以下。少ないですが…
- エレコーゼ・サーガ(マイクル・ムアコック):天野喜孝さんのイラストがいいです。
- エルリック・サーガ(マイクル・ムアコック):同上、天野喜孝さんの表紙で復刊していただけないでしょうか?
- 銀河帝国興亡史(アイザック・アシモフ):私が持っているのは生頼範義さんの表紙のものですが、掲載されていたのは表紙が違いました。
- ロボコップ(エド・ナーハ):初代の映画の表紙が懐かしい。リメイクされた映画も面白かったです。
表紙にはデューンやスタートレックが載っていましたが、前回取り上げていたので、解説がありませんでした。
注目の連載作品1
マルドゥック・アノニマス <第3回>:冲方丁
以前の記事でも取り上げましたが、冲方丁さんの「マルドゥック・アノニマス」が快調です。
連載枚数が少ないのが気になります。単行本の刊行を心待ちにしています。
注目の連載作品2
小角の城 <第32回>:夢枕獏
以前から夢枕獏さんは役行者を題材にした小説を書くことを公言されていましたが、SFマガジンで始まっていたとは知りませんでした。
もう、連載32回になってしまいましたので、ストーリーがつかめません。
役行者を主人公にした小説には平井和正の「真幻魔大戦」があります。永井豪の「手天童子」も好きで読んでいました。(ここにも符合が…平井和正の世界・第196回参照)
夢枕獏さんが役行者を題材にすると知って期待は高まりましたが、いっこうに刊行されません。待ちきれずに谷甲州さんの「霊峰の門」を読んだりしてました。
この連載も枚数が少ないので、刊行はいつになるか分かりませんね。
ストレートに役小角を扱った小説を期待していたのですが、すこし違うようです。
刊行されたら絶対読みます。
伊藤計劃さんの3作品「虐殺器官」「ハーモニー」「屍者の帝国」がノイタミナムービー「Project Itoh」で秋より連続公開というニュース
亡くなられた伊藤計劃さんの3作品「虐殺器官」「ハーモニー」「屍者の帝国」が劇場版アニメとして公開されるようですね。
キャラクターデザインはsupercellのredjuiceさん。「ギルティクラウン」の頃から注目していました。
虐殺器官は導入部分の死者のイメージが苦手で、読み切ることが出来ませんでした。
新世代のSF作家として期待された方でしたが、亡くなられたことが残念です。
伊藤計劃さんの作品が、どのような映像となるのか楽しみです。
参考サイト:「Project Itoh」
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