2016年、マクラーレン・ホンダ「MP4-31(RA616H)」が真価を発揮する年となる。ロン・デニス、エリック・ブーリエ、エイドリアン・ニューウェイの証言より

Adrian Newey
image photo by janebelindasmith 

2015年シーズン、マクラーレン・ホンダは「サイズゼロ」コンセプトのもと、「MP4-30」を開発したものの、シャシー・パワーユニット双方の成熟不足とデプロイメントの欠陥から成果を上げることが出来ませんでした。

しかし、2016年、ついに再設計されることになるホンダパワーユニットによって、上位チームの一画を取り戻すことが期待されています。

それは既に既定の事実になろうとしています。
その証言をいままでのF1ニュースの中から集めてみました。

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ロン・デニスの証言

参照 マクラーレン 「我々は状況を打破できる」(F1-Gate.com)

ロン・デニスは最終戦、アブダビGPのラスト5周のフェルナンド・アロンソのパフォーマンスに言及しています。

マクラーレン・ホンダはパワーユニットの設計と信頼性不足からパフォーマンスを絞って2015年シーズンを闘ってきました。

しかし、アブダビGPのラスト5周は全てのパフォーマンスを解放し「フルデプロイメント仕様」に切り替えています。

その結果、アロンソが記録したラップタイム(1分44秒796)は、全ドライバー中3番手のタイムとなっています。上位にいるのはルイス・ハミルトンとセバスチャン・ベッテルのみでした。

2015年のマシンMP4-30はホンダのパワーユニットがデプロイメントの弱点を克服出来れば、トップを争えるパフォーマンスを持っていることを示したのです。

エリック・ブーリエの証言

参照 マクラーレン・ホンダ 「1周につき“数秒”を取り戻すことができる」(F1-Gate.com)

参照 マクラーレン・ホンダ 「最大の“痛み”は過ぎ去った」(F1-Gate.com)

エリック・ブーリエは実際に「1周につき数秒を取り戻す」と保証しているわけではありません。

ホンダのパワーユニットの技術は成熟させる必要があることを認めつつ、そのすばらしさを確信する発言に留まっています。

しかし、「サイズゼロ」コンセプトが引き継がれる「MP4-31」のパフォーマンスは「MP4-30」を上まわることを確実視してます。

2015年の苦しい経験は無駄ではありません。「MP4-31」によって開花するはずです。

あとは、その伸び幅がライバルの成長を越えることが出来るかどうかということだと思います。

エイドリアン・ニューウェイの証言

参照 エイドリアン・ニューウェイ、2016年のホンダの飛躍を警戒(F1-Gate.com)

この記事はもっとも興味深いものの一つです。

エイドリアン・ニューウェイの指摘の中には、2015年ホンダ・パワーユニットの弱点についても含まれています。

「彼らの今年の問題は、ターボ、MGU-Hのリカバリーユニットをあまりに小さく造ったことだ。だが、それは冬の間に簡単に対処できる問題だ」

出典  エイドリアン・ニューウェイ、2016年のホンダの飛躍を警戒(F1-Gate.com)

いままで、どんなニュースにもこれほど単純明快な指摘はありませんでした。
この一言で、2015年のホンダの窮状が何に起因するのかがわかります。

そして、2016年ホンダのパワーユニットの前進は確実視して良いでしょう。

まとめ

2016年のマクラーレン・ホンダ「MP4-31」は「MP4-30」の進化版となります。

ここで見た3人の証言を考察すると、その性能は全チーム中トップ3に入ると確信しています。

しかし、大幅アップグレードされたホンダのパワーユニットが、想定したパフォーマンスを発揮する信頼性を持っているかどうかが懸念されます。

潜在する性能を発揮するまでの時間がより短くなることを期待してやみません。

なお、表題のエンジン型番は以下の意味において使用しました。

  • R:(Race)レース
  • A:(Automobile)四輪
  • 6:6気筒
  • 16:2016年
  • H:(Hybrid)ハイブリッド

2016年F1のスタート

いよいよ、2016年F1記事のスタートです。
今年もよろしくお願いします。

© bluelady.jp

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