書籍の電子化・自炊のはじめ方
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マクラーレン・ホンダでフェルナンド・アロンソの復権を見てみたい!

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Photo by Joe McGowan 

2001年、19歳でミナルディからF1デビューをはたし、今年(2016年)で35歳となったフェルナンド・アロンソはキャリアが長く、実力の割に2度のチャンピオンしか獲得していません。

2005年、2006年のルノー時代に連続チャンピオンとなってからは、後一歩というところで、チャンピオンを逃しています。

実力はトップといわれながらも乗るマシンが常に最速とは言い難いため、苦しいシーズンを送ることが多いドライバーです。

……

アロンソの初期はミハエル・シューマッハ(フェラーリ)の全盛期でした。

マクラーレンでのゴタゴタを経てからは、エイドリアン・ニューウェイのマシンでレッドブルの全盛期となり、セバスチャン・ベッテルに勝つことができませんでした。

その後は現在最強のメルセデス・パワーユニットに、どのチームも勝つことができません。

もし、フェルナンド・アロンソが適切な車に乗っていたら、ミハエル・シューマッハをも超えられたはずです。

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マクラーレン・ホンダでのアロンソ

2015年、ホンダ復帰の年。フェルナンド・アロンソはマクラーレン・ホンダにやって来ました。

アロンソは憧れのアイルトン・セナの背中を追うように、マクラーレン・ホンダでレース人生を開始したのです。

しかし、ホンダの1年目は惨憺たる状況で、そのエンジンは下位カテゴリーにも劣りそうな、ひ弱なものだったのです。

そして、F1 2015第14戦:日本GP決勝で悲痛な叫びを上げることになるのでした。

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「GP2のエンジンかよ?」

これは、フェルナンド・アロンソの無線から聞こえてきた叫びでした。

当時の状況は以下の記事を参照して下さい。

アロンソ「GP2のエンジンかよ?」、バトン「刀を持たないサムライ戦士」、彼らの悲痛な叫びはホンダの開発陣に届いたのか? 今こそ思い出すとき、本田宗一郎氏の哲学。(F1 2015第14戦:日本GP決勝 - マクラーレン・ホンダ編)
Photo by amika_san  2015年9月27日、晴天の鈴鹿サーキットで日本グランプリが開催されました。 そこで、私たちが見たのはマクラーレン・ホンダの非力さとドライバーたちの悲痛な叫びでした。 既にF1のコアなファンにはホンダ...
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爆笑の無線

アロンソはF1 2016第14戦:イタリアGPでも、記憶に残る無線のやりとりを行っています。

全くポイントに関係ない相手、ロマン・グロージャンとの位置関係をアロンソに知らせた無線に対して「あっはっはっはっは」と爆笑を返したのでした。

……

このようなアロンソを見ていると相当なストレスがたまっていることは明かです。

1戦毎に削られていくF1ドライバーとしての残りのキャリアは多くないかもしれません。

しかし、まだ、チャンピオンを2度しか取っていないのです。

このまま、終わるわけにはいかないはずです。

ホンダF1、24年ぶりのファステストラップ

その思いはF1 2016第14戦:イタリアGPで爆発することになります。

残り2周で新品のスーパーソフトに履き替えたアロンソは渾身のタイム・アタックを敢行。
見事に1分25秒340というファステストラップをたたき出したのでした。

ホンダエンジンでは1992年アイルトン・セナがポルトガルGPで記録したファステスト以来、24年ぶりの記録となりました。

……

この事実は別の側面も持っています。

実際は速いマシンであっても、燃料をセーブし、タイヤをセーブすることで、いかに遅く走らされているかということの証明です。

マクラーレン・ホンダのマシンが最速であるはずはありません。
もし、メルセデスのマシンで2周だけのタイム・アタックを行ったとしたら、簡単にファステストは塗り替えられてしまうでしょう。

最速を競うことこそF1であるはずです。
まるで我慢大会(耐久レース)のようなF1の時代は早く終わってもらいたいものです。

……

そして、もう一度、フェルナンド・アロンソにチャンピオンを取ってもらいたいと願いながら、F1観戦を続けることにします。

© bluelady.jp


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