書籍の電子化・自炊のはじめ方

雨のブラジルGPでハミルトンとフェルスタッペンにアイルトン・セナの走りを見た。(F1 2016第20戦:ブラジルGP)

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Photo by lmankram7 

ブラジルGPはフェリペ・マッサにとって最後の母国グランプリとなります。
その大切なグランプリは雨のために大荒れの様相を呈しました。

セーフティカー先導のスタートになったばかりか、クラッシュが相次ぎ2回の赤旗中断となっています。

ベテランのライコネンですら、激しいクラッシュでリタイアしてしまいました。
さらにはマッサまでもがクラッシュ、リタイアとなってしまったのでした。

……

そんな難しいコンディションのブラジルGPで、あたかも「雨の魔術師」アイルトン・セナを思わせる走りを見ることが出来たのです。

1984年雨のモナコグランプリ、アイルトン・セナは非力なトールマンTG184を駆り、誰もが想像を絶するスピードで駆け抜けました。

今ではメルセデスに関わっているニキ・ラウダを抜き去り、トップを行くアラン・プロストに迫る走りは、まさに鬼神と見まがうばかりでした。

それと同等の走りをブラジルGPのマックス・フェルスタッペンが見せたのです。

フェルスタッペンの終盤の走りは、まさにアイルトン・セナが乗り移ったかのようでした。

参照  Race highlights – Brazil 2016(formula1.com)

 

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雨をものともせず完全勝利のハミルトン

そしてもう一人、完全勝利のハミルトンもまた、雨に強いドライバーです。

ブラジルGPではセーフティカーや赤旗のため、築いたギャップを失いながらも全く危なげなく雨のレースを制しました。

アイルトン・セナ仕様のヘルメットは水漏れを起こし、つけてフィニッシュすることが出来ませんでしたが、セナと同様に雨の強さを見せつけたのでした。

 

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終盤のフェルスタッペンのバトルはセナそのもの

周回数の少ないタイヤを履いていたとはいえ、ベッテル、サインツ、ペレスを鮮やかに抜いたスピードは圧巻でした。

ニキ・ラウダですら賞賛したほどです。
ラウダもまたフェルスタッペンにセナの走りを見たのかもしれません。

この日のフェルスタッペンは、あの雨のモナコのアイルトン・セナと同じように、次世代のワールドチャンピオンに値することを証明したのでした。

アイルトン・セナの才能を世界が初めて認めたレース。1984年トールマンのマシンで雨のF1モナコグランプリは2位に終わる。
Photo by PSParrot 1984年、アイルトン・セナは初めてF1を戦うことになります。 それは、順風満帆な道のりとはいえず、セナの駆るトールマンTG184(ハートエンジン)はトップ争いに加われるだけの十分な戦闘力はありません...

 

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結果

F1 2016 第20戦 ブラジルGP インテルラゴス・サーキット – 全71周(2016.11.13)

フェルスタッペンばかりでなく、フェルナンド・アロンソの走りも印象的でした。
ポイント圏外から10位の1ポイントをもぎ取って見せたアロンソもものすごいドライバーです。

ナッセもザウバーに初ポイントをもたらした素晴らしい走りでした。
これによりザウバーはチャンピオン・シップ最下位を脱することができました。

順位ドライバーチームポイント
1ルイス・ハミルトンメルセデス25
2ニコ・ロズベルグメルセデス18
3マックス・フェルスタッペンレッドブル15
4セルジオ・ペレスフォース・インディア12
5セバスチャン・ベッテルフェラーリ10
6カルロス・サインツトロ・ロッソ8
7ニコ・ヒュルケンベルグフォース・インディア6
8ダニエル・リカルドレッドブル4
9フェリペ・ナッセザウバー2
10フェルナンド・アロンソマクラーレン1
11バルテリ・ボッタスウィリアムズ
12エステバン・オコンマノー
13ダニール・クビアトトロ・ロッソ
14ケビン・マグヌッセンルノー
15パスカル・ウェーレインマノー
16ジェンソン・バトンマクラーレン
r(61)エステバン・グティエレスハース
r(48)フェリペ・マッサウィリアムズ
r(20)ジョリオン・パーマールノー
r(19)キミ・ライコネンフェラーリ
r(12)マーカス・エリクソンザウバー
r(0)ロマン・グロージャンハース

ドライバーズ・ランキング

順位ドライバー(チーム:No)ポイント
1ニコ・ロズベルグ(メルセデス:6)367
2ルイス・ハミルトン(メルセデス:44)355
3ダニエル・リカルド(レッドブル:3)246
4セバスチャン・ベッテル(フェラーリ:5)197
5マックス・フェルスタッペン(レッドブル:33)192
6キミ・ライコネン(フェラーリ:7)178
7セルジオ・ペレス(フォース・インディア:11)97
8バルテリ・ボッタス(ウイリアムズ:77)85
9ニコ・ヒュルケンベルグ(フォース・インディア:27)66
10フェルナンド・アロンソ(マクラーレン:14)53
11フェリペ・マッサ(ウイリアムズ:19)51
12カルロス・サインツ(トロ・ロッソ:55)46
13ロマン・グロージャン(ハース:8)29
14ダニール・クビアト(トロ・ロッソ:26)25
15ジェンソン・バトン(マクラーレン:22)21
16ケビン・マグヌッセン(ルノー:20)7
17フェリペ・ナッセ(ザウバー:12)2
18ジョリオン・パーマー(ルノー:30)1
19パスカル・ウェーレイン(マノー:94)1
20ストフェル・バンドールン(マクラーレン:47)1
エステバン・グティエレス(ザウバー:21)[11]
マーカス・エリクソン(ザウバー:9)[11]
エステバン・オコン(マノー:31)[12]
リオ・ハリアント(マノー:88)[15]

コンストラクターズ・ランキング

順位チームポイント
1メルセデス722
2レッドブル446
3フェラーリ375
4フォース・インディア163
5ウィリアムズ136
6マクラーレン75
7トロ・ロッソ63
8ハース29
9ルノー8
10ザウバー2
11マノー1

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